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ネスレ日本/焼いて食べる「キットカット」の第一弾は「プリン味」

2014年03月12日 / 商品

ネスレ日本は、焼いて食べることを推奨する「キットカット」を新発売する。

海外を含め、キットカットシリーズで初の試みとして展開するのは、「キットカット ミニ 焼いておいしい プリン味」。発売は3月24日。

<「キットカット ミニ 焼いておいしい プリン味 13枚」500円(税別)>
「キットカット ミニ 焼いておいしい プリン味 13枚」500円(税別)

家庭用のオーブントースターを用いて数分焼くだけで、香ばしく、サクサクとしたビスケット状の「キットカット」ができ上がる。

新商品を監修したのは、「ル パティシエ タカギ」のオーナーシェフである高木康政氏。やはり同氏が監修する形でネスレ日本が1月17日に出店したキットカット専門店「キットカット ショコラトリ―」で、爆発的な人気となった“クリームチーズ味のキットカット”が開発のヒントとなった。

<高木康政氏>
高木康政氏

「開店から30分で売り切れる」(高木氏)とされるのは、焼いた形で販売する「キットカット ショコラトリ―スペシャル クリームチーズ味」。もっとも、同店特製のため、大量生産には適さない。

この商品をモチーフに、一般家庭用にと高木氏が開発したのが、「キットカット ミニ 焼いておいしい プリン味」だ。子どもから大人まで、幅広い層が想像できる味を“焼きキットカット”の商品化に当たり、第一弾として選んだ。

今回の「焼きプリン味」を手始めに、ネスレ日本は「キットカット ショコラトリ―」から生まれた人気商品を家庭向けに展開していく考えだ。

ネスレ日本の社長兼CEO(最高経営責任者)である高岡浩三氏によると、「キットカット ショコラトリ―」はオープンから2か月で1億円の売上達成が見込まれ、「デパートに出店する店舗としては記録的な数字」(高岡社長兼CEO)を上げている。これに伴い、「キットカット」シリーズの注文も前年比4割増と好調だ。

<高岡浩三ネスレ日本社長兼CEO(左)、キットカットファンの浅尾美和さん(中央)、高木康政氏(右)>
高岡浩三ネスレ日本社長兼CEO(左)、キットカットファンの浅尾美和さん(中央)、高木康政氏(右)

「ショコラトリー」発のキットカット人気商品をもとに家庭向け商品を開発する流れが軌道に乗れば、「キットカット」シリーズのさらなる販売拡大の起爆剤となるかもしれない。

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