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大日本印刷/地域通貨システム開発

2010年02月22日 / IT・システム

大日本印刷は2月22日、特定の地域内で使用できる地域通貨や電子マネー、ポイントなどを1枚のICカードに集約し、利用者管理や残高管理などの機能を統合管理する「地域通貨システム」を開発したと発表した。4月1日より地域通貨管理サービスとして提供を開始する。

同社は、ネットワーク経由でICカードの多様なサービスをASP方式で提供する「CDMS(Card Data Management Service)」を運用しており、このCDMSを利用してサーバーを管理し、購買履歴などの利用者情報や、店舗情報、残高情報などのICカード内データを管理する。

利用者は、FeliCaポケットを搭載した1枚のICカードを所持するだけで、地域内で利用可能な電子マネーや商品券、ポイントなどの複数の地域通貨を利用できる。

また、地域の各事業者が提供する会員証機能やポイント機能、金融機関のキャッシュカードやクレジットカード機能など、複数の機能も集約でき、ICカードだけでなくおサイフケータイでも同様のサービスを利用できる。

さらに、新サービスのICカードに会員カード機能を持たせ、利用額に応じたポイントやクーポンなどの会員特典を付与することも可能。例えば、ICカードとおサイフケータイの利用者データをCDMSのサーバー上で一元管理することで、利用者の購買行動の分析が可能になります。

また、ポイント管理、顧客分析、CRM支援などのサービスも提供する。同社は地域の有力企業や自治体、商店街連合会などを中心に新サービス」を積極的に販促し、2013年度までに5億円の売上を目指す。

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