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日本テラデータ/流通業向け分析ソリューションを京王百貨店に納入

2009年03月09日 / IT・システム

日本テラデータ(東京都中央区)は3月6日、Teradataデータウェアハウス(DWH)上で稼働する流通業界向けソリューション「リテール・テンプレート」を京王百貨店に納入。2008年11月からリテール・テンプレートを活用したDWHシステムが本格稼働したと発表した。

リテール・テンプレートは、日本の顧客向けに開発したデータ分析のアプリケーション群。流通業で必要な商品分析、顧客分析、商品軸と顧客軸をクロスで分析するためのクロス分析、売上推移などの各種データや分析結果を利用者の役職、担当などに応じてパソコン上で自動表示するマイポータル機能がモジュール単位で提供されている。

また、百貨店、通販会社、量販店などの業態に合わせて用意され、導入企業は必要なモジュールだけを選択して組み合わせ使用できる。

さらにアドビシステムズ社のAdobe Flexを採用したクライアント向けのポータル機能を持ち、バイヤーなどの現場社員が簡単に分析結果を閲覧し、日常的な業務に反映できるという。

京王百貨店では、これまで商品情報と顧客情報が別々のシステムで稼働しており、情報を閲覧できる社員も別々に管理されていた。同社は今回、商品力、販売力、顧客マーケティング力の3つの力を連携させた「三位一体体制の確立と支援」の確立のため、商品情報と顧客情報のTeradata上での一元管理を決めた。

同時に百貨店向けのリテール・テンプレートを導入し、顧客分析や商品仕入れの担当者が自分自身で必要なデータ分析を行える環境を整備した。例えば、顧客と商品のクロス分析から、購買頻度が向上しそうな客層の抽出、どのような商品提案を行なったら効果があるかなどの工夫が現場レベルで可能になったという。

京王百貨店ではリテール・テンプレートの採用で、経営トップから現場レベルまで、同じ視点での迅速な情報共有体制が確立されている。リテール・テンプレートの製品価格は3000万円から。

問い合わせ
日本テラデータ
コーポレート・コミュニケーション統括部
TEL.03-6759-6151
http://www.teradata-j.com/

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