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資生堂/販売員にクラウド型端末を導入

2012年07月09日 / IT・システム

資生堂は、資生堂販売の社員が使用するコンピュータ端末として、仮想デスクトップ技術を利用したクラウド型の端末3500台を導入したと発表した。

<クラウド型端末>

社員が使用するコンピュータ端末の運用負荷の軽減、一元管理による端末のセキュリティー強化、モバイル化による社員の生産性向上などを狙いとするもの。

これまでは、社員に貸与されている端末内に、それぞれに社内の情報を個別に保有している場合が多く、その端末環境は利用者個人に依存していた。

3月に新日鉄ソリューションズの協力で導入し、運用管理をアウトソーシングした。

今回の仮想デスクトップ技術導入により、新日鉄ソリューションズのデータセンターのサーバーにデスクトップ環境を一元的に保有することで、利用者はどの端末からでも自分のデスクトップ環境を再現し、利用することができる。

遠隔地勤務などを、これまで以上に効率よく行える環境を整えるとともに、情報漏洩リスクの軽減や端末の運用に関わるコストの低減を図る。

今後は、在宅勤務、家事や育児などの仕事の両立や、BCP(事業継続計画)対策、本社・研究所を含めた全コンピュータ端末を仮想デスクトップ環境に移行することなど、将来的な活用を視野に入れて検討するという。

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