ローソン/青森県3店舗でアバター接客の実験開始
2025年07月01日 15:09 / IT・システム
ローソンは7月1日、アバター接客の実証実験を青森県内のローソン3店舗で開始した。
アバターの導入は東北地区の店舗では初めて。
今回の実証実験は、人口減少率が全国の中でも2番目に高く、人手不足が課題となっている青森県の店舗で行う。
ローソンのアバター接客は、アバターオペレーターが店内に設置されたモニターに投影されるアバターを通じて、顧客とコミュニケーションをとり、接客する。
オペレーターは自宅などからリモートで勤務し、店内売り場の案内や、セルフレジの利用方法などを説明する。
アバターを導入することで、レジ業務などの時間を削減した分、まちかど厨房やファストフードの作成など、売り場に関する業務に注力することを目的としている。
同社は、新たな接客と多様な働き方の実現を目指して、デジタル技術を活用したアバター接客を2022年11月に取り入れた。
2025年6月30日時点で6都府県(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、大阪府、香川県)28店舗で導入している。ローソンのアバターオペレーターは2025年6月時点で約80人。国内では21都道府県、国外ではスウェーデンから勤務しているオペレーターもいる。
これまでの実証実験では、アバターの導入により、セルフレジ利用率は15%以上向上。店舗従業員のレジ業務に関わる時間は1店舗あたり平均約1.5時間以上削減できたという。
■実験店舗
ローソン十和田池ノ平店:青森県十和田市大字大沢田字池ノ平116-3
ローソン三沢美野原店:青森県三沢市美野原2-22-21
ローソン三沢下久保店:青森県三沢市下久保3-1-10
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