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資生堂/3月の国内販売売上5%増

2010年05月06日 / 月次

資生堂(2009年3月期売上高:6902億円)が4月28日に発表した3月の月次売上動向によると、国内販売会社の売上高は5%増となった。

カウンセリング化粧品の出荷については、敏感肌用の「dプログラム」や高機能美白ブランド「HAKU」の伸長が下支えし、前年並みの水準を確保した。2月にリニューアルした「アクアレーベル」美白ラインとヘアケアブランド「マシェリ」、ミネラルファンデーションを発売した「インテグレート」の各ブランドが好調なセルフ化粧品、ヘッドスパラインを導入した「TSUBAKI」による売り場の拡大が順調なトイレタリーの2つの領域では出荷が前年を上回った。

海外の足元状況をみると、アメリカのデパートでは、リニューアルした「資生堂ホワイトルーセント」を中心とする店頭売上の増加を反映し受注が回復した。プロフェッショナルも景況改善とともに回復基調が継続しており、地域全体で2ケタ伸長となった。
 
欧州では、「資生堂フューチャーソリューションLX」と「資生堂BOP」の新アイテムが好調に推移しているスペイン、現地法人による営業開始3年目になるロシア、一足早く回復傾向に入ったドイツ等が健闘しているほか、景況を色濃く映すフレグランスやトラベルリテール(空港免税店など旅行者向けの事業)の回復も顕著になってきており、地域全体で2ケタ伸長となった。
 
アジア・オセアニアでは、中国の高成長持続に加えて、NarsやUNOフォグバーがヒットしている台湾もプラス成長となり、地域全体で2ケタ成長を継続した。 

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