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資生堂/12月の国内販売売上2%減

2010年01月28日 / 月次

資生堂が1月28日発表した12月の月次売上動向によると、国内販売会社売上は前年同月比で2%減となった。

カウンセリング化粧品の出荷は、「リバイタル グラナス」や敏感肌用の「dプログラム」が好調を持続し、前年並みの水準だった。セルフ化粧品では、「ウーノ フォグバー」が好調を維持したが、ドラッグストアを中心に低価格帯市場も減速する中、全体では前年を下回った。

トイレタリーは、「TSUBAKI」の企画品が寄与し、前年並み。

化粧品専門店における注力店やデパートチャネルの店頭売上は良好な売上を維持しており、ブランドと店舗をチャネルごとに絞り込んで集中的に強化する取り組みは継続している。

海外の足元状況をみると、第4四半期の海外売上は、昨年9月に発売したグローバルブランド「SHISEIDO」の最高級ライン「フューチャーソリューションLX」をはじめ、既存のスキンケアが順調に推移し、全体として前年を大きく超える実績を確保した。
 
アメリカでは、北米デパートの化粧品市場がマイナス成長を続けるなか、「フューチャーソリューション LX」や既存のスキンケアが着実に売上を伸ばし、前年に対して2ケタ伸長となった。
 
欧州では、「フューチャーソリューションLX」や既存のスキンケアが一部の国で好調に推移し、トラベルリテール(空港免税店など旅行者向けの事業)も回復基調に転じた。景気の影響を受けやすいフレグランスも健闘し、地域全体では前年を上回る実績となった。
 
アジア・オセアニアでは、主力のデパートチャネルと専門店チャネルが伸長した中国を筆頭に、台湾、韓国、タイなどで売上を伸ばし、地域全体で2ケタ成長となった。「フューチャーソリューションLX」を中心にグローバルブランド「SHISEIDO」が好調に推移するとともに、中国ではメーキャップラインをリニューアルしたデパート専用ブランド、ヘア・ボディーラインを導入した専門店向けブランドなどが成長を牽引した。
 

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