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商業統計/4月は3.8%増の42兆540億円

2010年05月29日 / 月次

経済産業省が5月28日に発表した4月の商業販売額は42兆540億円、前年同月比3.8%の増加となった。

卸売業は30兆6520億円(3.4%増)、小売業は11兆4010億円(4.9%増)だった。商業販売額の季節調整済前月比は、6.3%の増加。卸売業は8.3%増、小売業は0.5%増となった。

小売業を業種別にみると、燃料小売業が23.1%の増加、自動車小売業が19.5%の増加、機械器具小売業が13.6%の増加、織物・衣服・身の回り品小売業が2.0%の増加、飲食料品小売業が1.5%の増加となった。各種商品小売業(百貨店など)は3.9%の減少、その他小売業が1.5%の減少となった。

大型小売店販売額は1兆5472億円(3.0%減)だった。百貨店は5276億円(6.0%減)、スーパーは1兆196億円(1.4%減)となった。大型小売店の季節調整済前月比は0.8%の増加。百貨店は0.9%の減少、スーパーは0.5%の増加となった。

大型小売店を、前年同月比(既存店)でみると、3.6%の減少だった。百貨店は3.7%の減少、スーパーは3.6%の減少だった。商品別にみると、衣料品は7.7%の減少、飲食料品は2.0%の減少、その他は2.6%の減少となった。

百貨店の主力商品である衣料品は、その他の衣料品が10.9%の減少、紳士服・洋品が8.6%の減少、婦人・子供服・洋品が6.9%の減少、身の回り品が3.5%の減少となったため、衣料品全体では6.5%の減少となった。飲食料品は、0.4%の増加となった。その他は、家具が8.2%の減少、食堂・喫茶が6.4%の減少、その他の商品が1.5%の減少、家庭用電気機械器具が4.4%の増加、家庭用品が1.3%の増加となったため、その他全体では2.0%の減少となった。

スーパーの動向をみると、衣料品は、紳士服・洋品が15.5%の減少、身の回り品が14.2%の減少、婦人・子供服・洋品が10.6%の減少、その他の衣料品が23.0%の増加となったため、衣料品全体では10.1%の減少となった。スーパーの主力商品である飲食料品は、2.5%の減少だった。その他は、家具が5.5%の減少、食堂・喫茶が4.3%の減少、家庭用品が3.9%の減少、その他の商品が3.4%の減少、家庭用電気機械器具が5.3%の増加となったため、その他全体では2.9%の減少となった。

コンビニエンスストアの商品販売額やサービス売上高は、6438億円、1.2%の減少となった。商品別にみると、ファーストフード・日配食品が2170億円で1.1%の減少、加工食品が1886億円で2.6%の減少、非食品が2068億円、2.1%の減少となったため、商品販売額は6125億円(1.9%減)となった。サービス売上高は313億円(16.3%増)だった。

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