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経産省/3月の商業販売統計、大型小売店は4.2%減

2010年04月28日 / 月次

経済産業省が4月28日に発表した3月の商業販売統計速報によると、商業販売額は45兆9660億円(前年同月比2.0%増)となった。卸売業は33兆6800億円(1.1%増)、小売業は12兆2860億円(4.7%増)だった。

商業販売額の季節調整済前月比は、4.5%の減少となった。卸売業は6.2%の減少、小売業は同0.8%の増加となった。

小売業を業種別にみると、自動車小売業が前年同月比19.6%の増加、燃料小売業が19.5%の増加、機械器具小売業が12.9%の増加、織物・衣服・身の回り品小売業が8.0%の増加、飲食料品小売業が0.6%の増加となった。一方、各種商品小売業(百貨店など)が4.6%の減少、その他小売業が4.5%の減少だった。

大型小売店販売額は1兆5816億円(4.2%減)だった。百貨店は5915億円(5.6%減)、スーパーは9901億円(3.4%減)となった。

大型小売店の季節調整済前月比は、1.2%の減少。百貨店は0.1%の減少、スーパーは0.4%の減少となった。

大型小売店(既存店)は5.0%の減少となった。百貨店は3.6%の減少、スーパーは5.8%の減少となった。商品別にみると、衣料品は6.3%の減少、飲食料品は4.6%の減少、その他は4.1%の減少となった。

百貨店の主力商品である衣料品は、紳士服・洋品が5.6%の減少、婦人・子供服・洋品が4.8%の減少、その他の衣料品が3.5%の減少、身の回り品が3.3%の減少となったため、衣料品全体では4.5%の減少となった。飲食料品は、2.3%の減少だった。その他は、食堂・喫茶が6.3%の減少、家具が4.7%の減少、その他の商品が4.2%の減少、家庭用品が2.9%の増加、家庭用電気機械器具が6.8%の増加だったため、その他全体では3.3%の減少となった。

スーパーの動向をみると、衣料品では、身の回り品が17.4%の減少、紳士服・洋品が16.3%の減少、婦人・子供服・洋品が10.4%の減少、その他の衣料品が22.9%の増加となったため、衣料品全体では10.4%の減少となった。スーパーの主力商品である飲食料品は、5.2%の減少となった。その他は、食堂・喫茶が6.5%の減少、家具が6.4%の減少、家庭用品が5.9%の減少、その他の商品が5.3%の減少、家庭用電気機械器具が4.6%の増加となったため、その他全体では4.6%の減少となった。

コンビニエンスストアの商品販売額・サービス売上高は、6525億円(2.4%減)だった。商品別にみると、ファーストフード及び日配食品が2201億円(2.3%減)、加工食品が1939億円(2.8%減)、非食品が2106億円(1.5%減)となったため、商品販売額は6246億円(2.2%減)となった。サービス売上高は279億円(7.2%減)だった。

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