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良品計画/9月の売上2.7%減

2010年10月05日 / 月次

良品計画(2010年2月期売上高:1643億円)が10月4日に発表した9月の月次概況によると、全社売上高は前年同月比2.7%減、直営店既存店は11.9%減となった。

部門別売上高では、衣服・雑貨は直営既存店が13.5%減、直営全店は5.7%減だった。生活雑貨は直営既存店が13.2%減、直営全店は4.8%減で、食品は直営既存店が4.9%増、直営全店は13.6%増だった。

来客数は直営既存店が4.2%減、直営全店が4.6%増、客単価は直営既存店が8.0%減、直営全店は7.9%減だった。2店舗を出店した。

気温の低下した23日以降は、秋物の衣料品・ふとん・寝装カバー等の売上が上昇し、既存店昨年比を越えたが、前半の落ち込みを取り戻すことはできなかった。

衣服・雑貨ではオーガニックコットンシリーズなど好調アイテムはあったが、全国的な猛暑の影響で全体では苦戦した。サイズ見直しにともない限定値引きを行なった紳士ウェア・婦人ウェアはキャンペーン期間中好調に推移した。秋の新商品が出そろい、初夏以来続いた在庫減による売上の機会ロスは軽減した。

生活雑貨では化粧水や肌洗い小物などの化粧雑貨、壁に付けられる家具など戦略商品の動向が良い反面、収納用品や単価の高い家具・家電の売上が苦戦した。月前半は残暑の影響でカーテンやカーペットなど秋物のファブリックスの売上が鈍化した。

食品では、カレーや炊き込みごはんの素などレトルト商品を中心とした調味加工品やビバレッジの動向が堅調なことに加え、「芋、栗、かぼちゃ」など季節感ある素材を使用した菓子の新規商品が好調に推移した。

■月次グラフ
https://www.ryutsuu.biz/month/c0411003.html

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