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高島屋/3月の関東地区店頭売上25.9%減も月末は回復傾向

2011年04月01日 / 月次

高島屋(2010年2月期売上高:8777億円)が4月1日に発表した3月の店頭売上速報によると、高島屋単体(14店舗)の売上高は前年同月比17.3%減、国内百貨店子会社を含む18店舗の売上高は16.8%減となった。
うち、関西地区9店舗で前年比3.2%減、関東地区9店舗で25.9%減だった。
3月度の店頭売上は、3日に全館グランドオープンした大阪店が0.5%増と前年売上を超えた。しかし、11日の東北地方太平洋沖地震発生後の消費マインドの低下、関東圏での計画停電による営業時間の短縮から18店舗合計では大きく前年売上を下回った。
3月25日~31日の月末最終週は18店舗合計で8.2%減となっており、地震発生以降、週別売上の推移は週を追うごとに前年比ベースで約10%ずつ改善している。
関東地区では営業時間短縮下において、3月20日以降前年売上を上回る店舗が出ている。特に、大宮店は3月23日からの営業強化策により、3日間連続で前年売上を上回るなど改善傾向が見られる。
また、3月31日は関東9店舗計の売上が震災後初めて前年を上回った。
18店ベースの商品別売上では、美術品が前年売上を超えた。食料品の中でグロサリーは前年売上を約16%上回り、リビング用品の日用品も堅調に推移した。

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