アスクル 決算/5月期営業利益17.4%減、物流再編でコスト増
2025年07月04日 16:10 / 決算
アスクルが7月4日に発表した2025年5月期決算によると、売上高4811億100万円(前年同期比2.0%増)、営業利益140億400万円(17.4%減)、経常利益138億1600万円(17.2%減)、親会社に帰属する当期利益90億6800万円(52.6%減)となった。
利益面では、関東圏の物流センター再編のスタートとして2025年6月に稼働した「ASKUL関東DC」の準備費用などにより、営業利益は減益を計上している。
ASKUL事業の売上高は、従来型オフィス用品(オフィス家具、インク、トナー、文具など)に対する需要は伸び悩むも、生活用品、メディカルは堅調に推移し、前期比1.5%となった。
LOHACO事業の売上高は、LINEヤフーと連携した販促施策の効果もあり、1.9%増となっている。
ロジスティクス事業のASKUL LOGISTの売上高は82億150万円(4.0%減)、営業損失は2億9900万円(前期は営業損失1億4600万円)。
グループ外の物流業務受託の売上高は減収となった。サービス価格の見直しや生産性の向上により採算性の改善を進めたものの、減収を吸収するには至らず、減益を計上している。
次期は、売上高5000億円(3.9%増)、営業利益110億円(21.5%減)、経常利益105億円(24.0%減)、親会社に帰属する当期利益66億円(27.2%減)を見込んでいる。
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