薬王堂HD 決算/3~5月増収増益、食品・日用品が好調
2025年07月04日 16:28 / 決算
薬王堂ホールディングスが7月4日に発表した2026年2月期第1四半期決算によると、売上高394億800万円(前年同期比7.6%増)、営業利益15億600万円(7.3%増)、経常利益15億5700万円(5.0%増)、親会社に帰属する当期利益11億1400万円(8.5%増)となった。
出店戦略では、基盤となる東北エリアでの出店強化に加え、関東エリアへの初出店を実現し、岩手県1店舗、青森県1店舗、秋田県1店舗、宮城県1店舗、栃木県2店舗の合計6店舗のドラッグストアを新規出店した。
5月末の店舗数は409店舗(うち調剤併設型4店舗、調剤専門薬局1店舗)となっている。
青森県と宮城県を中心に15店舗の改装を実施し、レイアウト標準化を進めた。
販売価格や品ぞろえの強化による来店客数および買い上げ点数の増加を図る一方で、店舗作業の削減や物流効率化によるローコストオペレーションも推進している。
売上高をカテゴリー別にみると、ヘルスは前年同四半期比1.7%増の64億6100万円。感冒薬やドリンク剤、生理用品などが伸びた。
ビューティーは6.9%増の52億5700万円。基礎化粧品やポイントメーク、トイレタリーではヘアケアやオーラルケアが好調だった。
ホームは7.6%増の82億9700万円。日用品は衣料洗剤や柔軟剤、バラエティー部門はペット関連商品が伸長した。
フードは10.0%増の193億3100万円。日配品、冷凍食品、し好品、ビール類や酎ハイが好調に推移している。
通期は、売上高1682億円(10.7%増)、営業利益57億5000万円(4.9%増)、経常利益60億5000万円(4.7%増)、親会社に帰属する当期利益44億円(2.9%増)を見込んでいる。
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