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大庄/指静脈認証連携POSレジ会計システムを100店舗導入

2009年11月18日 / IT・システム店舗

大庄は11月18日、東芝テックのPOSレジと日立製作所の指静脈認証システムを組み合わせた「指静脈認証連携POSレジ会計システム」を、大庄が首都圏で展開する「庄や」や「やるき茶屋」などの飲食店約100店舗、約2000人の従業員を対象に導入したと発表した。

新システムは既存の勤怠管理システムと指静脈認証システムを連動させ、指をかざすだけで、確実性の高い本人認証による出退勤の管理ができる。成りすまし防止のため、鍵やID番号を使用せず指静脈認証のみでPOSレジの操作や精算処理などを行う。

大庄は新システムを2010年8月末までに、大庄の展開する直営店の全国430店舗、約8600人に対象を拡大していく。従来は鍵でPOSレジを管理していたが、鍵の厳重な管理が必要になるほか、POSレジ操作履歴からの操作者の特定が困難だった。

また、7年前に指紋認証による勤怠管理システムを導入していたが、水仕事で濡れた指では認証が難しい場合が多かった。

このため大庄は、各種の生体認証を比較検討した結果、確実な本人認証でPOSレジの操作と出退勤の管理ができること、水気などの影響を受けにくく高い精度で迅速に認証できることなどを評価し、両社の技術を採用したもの。

既存の「勤怠管理システム」と指静脈認証システムとを連携させたほか、従業員の指静脈データは本部で一元管理しているため、繁忙期に従業員が所属店以外の店舗へ応援で出向いた場合も、他店で勤怠管理システムやPOSレジが操作できる。

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