流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





ヨークベニマル/栃木県栃木市に初出店、生活提案型売場を強化

2010年09月22日 / 店舗

ヨークベニマルは9月22日、栃木県栃木市に「ヨークベニマル栃木祝町店」を開店した。

<ヨークベニマル栃木祝町店>

20100922benimarukanban.JPG

JR栃木駅から北側に約1kmの距離に位置し、近隣には下都賀綜合病院や栃木市役所がある立地。地元企業の滝沢ハムの工場跡地への出店で、同社が開発したショッピングセンター(SC)「ヨークタウン栃木祝町」の核店舗として出店した。

同SCには9月30日にドラッグストアのカワチが開店する計画でドラッグストアとスーパーマーケットで近隣型ショッピングセンター(NSC)を形成する。

設定商圏である3km圏内の世帯数は2万1520世帯で、人口は5万9827人、世帯人数は約2.8人。持ち家比率が高く、2人世帯が多い地域となっている。

競合店は1km圏内に、福田屋栃木店、とりせん栃木店があり、2km圏内にとりせん栃木駅南店、ヤオハン西店、ヤオハン城内店、ヤオハンアイム店、ジャスコ栃木店がある。

売場面積は603坪で、同社にとって標準的な店舗。SCのテナントであるカワチとの住み分けから医薬品の販売は行わない。カワチも食品の取り扱いを縮小する予定だ。

<おにぎり関連商材を集合展開>

20100922benimarutennai.JPG

同社は第1四半期に減収となったが、その原因を「ディスカウンターと競合していない店舗を含めて一律に価格対応をしたため」と考え、第2四半期からは生活提案型の店舗づくりの強化を進めている。同店でも、お好み焼き売場の集合展開、製菓材料の集合展開といった従来型の提案売場に加えて、おにぎり関連商材を雑貨を含めてふりかけの定番売場で展開するなど、生活シーンにあった提案を強めている。

ベニマルは栃木県内に20店舗を展開しているが栃木市内へは初出店で、まだ商圏を拡大できる地域となっている。

大高善興社長は「店舗の売上の80%、荒利の95%はロイヤルカスタマーである固定客がもたらしている。チラシで集まるチェリーピッカーの売上で15%程度、荒利はマイナスだ。サービス、品揃え、鮮度に加え、売場提案を強化してロイヤルカスタマーを増やしたい」と語った。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧