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イトーヨーカ堂/川口市に都市型ホームセンター開店

2010年09月30日 / 店舗

イトーヨーカ堂は9月30日、埼玉県川口市のディスカウントストア「ザ・プライス」の2、3階部分に「セブンホームセンター川口店」を開店した。

<セブンホームセンター川口店>

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セブンホームセンターは2008年11月に東京都葛飾区のイトーヨーカドー金町店(1973年開店)の2階部分に1号店を出店、2010年3月に東京都武蔵野市のイトーヨーカドー武蔵境店(1979年開店)の西館1・2階部分に2号店を出店した。

ザ・プライス川口店は、1967年に開店したイトーヨーカドー川口店(22号店)を2008年11月にディスカウント業態へ転換した店舗で、老朽化した既存GMSの活性化策のひとつとして、セブンホームセンターが導入された。

<売場を解説する金子透ホームセンター部シニアマーチャンダイザー>

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基礎商圏は1km圏8万人を想定、500m圏では3万人という高密度商圏で、20~30代の人口が約40%を占め、居住世帯の約8割がマンションとなっている。

店舗はJR川口駅の東口から徒歩3分の商店街の中に立地。イトーヨーカ堂の調査によると川口駅の乗降客数は約16万人で、単純計算で1日8万人が駅を利用する。うち店舗がある東口の利用者は6万2000人という。

金子透ホームセンター部シニアマーチャンダイザーは「駅に近く、OLやビジネスマン、学生の利用がみこまれるため、文房具の取り扱いを強化。マンションの居住者が多い特性から、女性でも簡単に取り付けが可能なラックをDIYで品揃えした。

ペット需要も高いため、新たにペットフードを集積したペットの駄菓子屋さんコーナーを設置した」と商品構成を説明した。

売場面積は約3300㎡で、売上目標は開業1年間で約15億円。日用雑貨、手芸用品、ペット用品、文房具、インテリアなどで約5万品目、ダイニング用品で約6000品目、DIY用品約6000品目、ビューティーケアで約7500品目、ペット用品約4000品目、そのほか収納用品などを取り扱う。

売上構成比は、家庭用品・日用品・文具で約60%、家電・インテリアで約30%、ペット・ガーデニングとDIYで約10%を見込む。

店長以下社員は社内公募で募集し6名を配置、パートタイマー30名は新たに採用し、3か月間、アリオ川口店、金町店、武蔵境店で研修をした。初年度の坪効率は1坪あたり150万円を見込んでいる。

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