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日本郵便/JPタワー内の商業施設「キッテ」来春開業

2012年10月23日 / 店舗

日本郵便は10月23日、旧東京中央郵便局敷地内に建設したJPタワー内の商業施設名称を「KITTE(キッテ)」に決定し、2013年3月21日にグランドオープンすると発表した。

<東京駅前のJPタワー>

東日本旅客鉄道、三菱地所と共同で再整備計画を進めてきた一環で、日本郵便がはじめてつくる商業施設。

<アトリウム完成予想図>

KITTEは、1931年に竣工した旧東京中央郵便局の局舎を一部保存・再生した保存部分とガラス天井のアトリウムが特徴の新築部分で構成。地下1階から6階までの7フロア約9,400㎡に、98店が出店する。出店テナントは、12月中旬に発表する。

<商業施設KITTEの3階完成予想図>

「内装環境設計は建築家の隈研吾氏が担当し、コンセプトのFEEL JAPANを表現するため、木材や瓦、織物、和紙など日本古来より使われている素材を内装仕上材として多用し、歴史と未来がつながりあう空間を演出した」(同社)。

フロア構成としては、地下1階はJR東日本グループの鉄道会館による全国各地のご当地食を扱った飲食店舗・食物販フロア、アトリウムを見上げる1階は飲食店舗・ファッション雑貨等のフロアとした。

2階から4階はファッション、ファッション雑貨、ビューティサロン、生活雑貨、ブックカフェなどの店舗のフロアで、5階・6階は全国各地から話題の人気店・名店を集積したレストランフロアとする。

保存部分4階には旧東京中央郵便局の郵便局長室を当時と同じ状態に復元したメモリアルコーナーを設置した。

6階屋上部分には東京駅丸の内駅舎を間近に見ながら駅前広場の景観を満喫できる約1500㎡の屋上庭園を設置し、訪れた人に憩いの場を提供する。

国際ビジネス・観光情報センター「東京シティアイ」、東京大学との産学連携プロジェクト「JPタワー学術文化総合ミュージアム・インターメディアテク」、国際会議などを含む多様なニーズに対応できる「JPタワーホール&カンファレンス」といった3つの公共貢献施設も同時開業する。

施設概要
JPタワー
所在地:東京都千代田区丸の内2-7-2
事業主:日本郵便、東日本旅客鉄道、三菱地所
設計監理:三菱地所設計
提携建築家:ヘルムート・ヤーン
商業施設内装デザイン:隈研吾建築都市設計事務所
施工:大成建設
主要用途:事務所・店舗・駐車場他
構造形式:地上:鉄骨造/地下:一部鉄骨鉄筋コンクリート造
階数:地上38階・地下4階・塔屋3階
高さ:約200m
敷地面積:約11,600㎡
延床面積:約212,000㎡
駐車場:約260台

JPタワー商業ゾーン「KITTE」
店舗面積:約9,400㎡
物販:約5,200㎡
飲食:約4,200㎡
店舗数:98店
物販:71店
飲食:27店

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