伊勢丹新宿本店／本館正面玄関を1933年の開店時に復元

2013年02月20日／店舗

伊勢丹新宿本店は3月6日、本館正面玄関を1933年の開店時の姿に復元する。

＜復元後の正面玄関のイメージ＞

同日のリモデルグランドオープンに合わせた取り組み。1933年に新宿に進出した伊勢丹新宿本店は、当時2層の吹き抜けの正面玄関を新店舗の顔として位置付けて設置した。

吹き抜けの天井から、シャンデリアを、左右の壁面にブラケットを設置することで、荘厳な雰囲気をたたえていたという。

＜1933年開店時の正面玄関＞

戦時中の1941年頃に金属類回収令により、シャンデリア、ブラケットなどを撤去、供出。その後、改修などで装飾や位置などが変化しきたが、現在も建設当時のまま残っている部分と、当時の竣工写真をもとに、可能な限り忠実に復元した。

同社によると、「開店当時の百貨店＝憧れの存在の再現に想いを込めつつ、世界最高のファッションストアにふさわしく、歴史的価値ある建築物として、街のランドマークであり続けたいという、強い気持ちから正面玄関を復元した」という。

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