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オリジナルパンケーキハウス/丸井吉祥寺店に日本1号店をオープン

2013年06月03日 / 店舗

フークルは6月4日、東京都武蔵野市の丸井吉祥寺店1階に、「THE Original PANCAKE HOUSE(オリジナルパンケーキハウス)」の日本1号店をオープンする。

<オリジナルパンケーキハウス吉祥寺店>

オリジナルパンケーキハウスは、1953年にオレゴン州ポートランドで創業し、現在では全米に117店を構える老舗パンケーキチェーン店。日本ではフークルが、フランチャイズ契約を結び展開する。

<店内>

米国では早朝からランチタイムまで営業するブレックファーストレストランという業態があり、オリジナルパンケーキハウスもその一つ。米国本土では7時~14時までの営業だが、日本ではブレックファーストレストランというカテゴリーがないため、9時~21時まで営業する。

<名物商品のひとつダッチベイビー>

「日本1号店となる吉祥寺店では、こだわり抜いた素材と60年続く伝統の製法・技術により生み出されるパンケーキを忠実に再現した」(同社)。皿、ホーク、ナイフといった食器も米国本国から取り寄せた。

<アップルケーキ>

オーブンでじっくり焼き上げたジャーマンパンケーキに手作りのホイップバター、レモン、粉砂糖をふりかけた「ダッチベイビー」(税込1280円)、リンゴとシナモンを使いオーブンで焼き上げた「アップルパンケーキ」(1680円)、生地作りに時間をかけ、手作りホイップバター、手作りメープルシロップを添えて食べる、定番の「バターミルクパンケーキ」(800円)など、米国の味わいを再現することに注力したという。

<ミックスフルーツパンケーキ>

原材料の安定供給の観点から、「ミックスフルーツパンケーキ」(2000円)は日本オリジナルのレシピとしたが、ほとんどのメニューで、オリジナルレシピを再現。パンケーキのほか、クレープ、ワッフル、卵料理などを提供する。

<ホイップバター、レモン、粉糖で食べるダッチベイビー>

米国と異なる点は、1品あたりの量目。米国ではお腹一杯にパンケーキを食べれることもアピールポイントの一つとしているが、日本人では食べきれない量のため、クレープ3本は2本、パンケーキ6枚は4枚と日本人向けの量目とした。

商品価格は、ブルーベリーパンケーキ(980円)、ココナッツパンケーキ(980円)、フレンチクレープ(900円)、チーズオムレツ(1200円)、プレーンワッフル(800円)、ブレンドコーヒー(450円)など。ソース、シロップは店内で仕込み、ホットコーヒーは温めたカップで提供するなど、提供方法にもこだわったという。

<明るめの木材を使用した机とイス>

店内の内装は、オリジナルパンケーキハウスのポートランド本店をイメージした。本店は重厚感のある落ち着いた店内だが、日本では、明るめの木目を生かした開放感のある店舗を目指した。

<テラス席も設置>

米国でも本物志向の顧客が多いため、日本で1号店を開店するにあたり、本物志向のお客が多い立地を選定した。米国では車社会のため、郊外ロードサイド店舗が主流だが、日本では電車での移動が主流のため、駅前で路面店の雰囲気もある落ち着いた物件を選定したという。

<創業時の写真を掲示>

3日に開かれた内覧会では、オリジナルパンケーキハウス社長のロナルド・ハイエット氏が来日し、オリジナルパンケーキハウスについて解説をした。同社は1953年にオレゴン州ポートランドでレス・ハイエットとエルマ・ヒューニックの2人の料理人によって創業。ロナルドさんは創業者のレス・ハイエット氏の子息。

<社長のロナルド・ハイエット氏>

ロナルド氏は「父は有名なレストランのシェフであり、高級レストランも開けたが、創業時、貧しい人々が多かったため、アットホームに立ち寄れるレストランとしてオリジナルパンケーキハウスを創業した。日本の1号店は予想以上に素晴らしい店舗で大変、感謝している」と語った。

フークルは、オリジナルパンケーキハウスのブランディングを重視し、早急な多店舗化はしない方針。長期的な計画として、最大でも全国の主要都市で10店程度の出店を想定している。

店舗概要
所在地:東京都武蔵野市吉祥寺南町1-7-1 丸井吉祥寺1F
営業時間:9時~21時(ラストオーダー20:15)
休業日:不定休(丸井吉祥寺店に準ずる)

■オリジナルパンケーキハウス
http://www.pancake-house.jp/

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