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西武渋谷店/11のインテリアショップを集積した自主編集売場

2013年06月07日 / トピックス商品店舗

西武渋谷店は6月7日、B館地下1階に新インテリアフロア「Living Edition」を開設した。

<Living Editionのディスプレイ>

フロア面積は約1000㎡で、国内のインテリアショップ11店とプロモーションスペース2つと新人発掘ブース1つの合計14のブースで構成する新しいインテリアフロア。

<Living Editionフロア>

西武百貨店では、1997年に消費税が3%から5%に増税されたときに増税前の1年間のインテリアの売上が10%増となった。増税直前の6か月間では18%増の伸びとなり、インテリアでは増税前の駆け込み需要があったという。

Living Editionも増税前の駆け込み需要の取り込みをめざし、この時期に開業した。近年のインテリア業界では、大型専門店の勢いがそがれ、小型の専門店が好調だという。

<プロモーションスペース>

都内の目黒通り、自由が丘、青山は、全国でも有数の専門インテリアショップの集積地となっており、インテリアにこだわりのお客は、複数のショップを回る傾向が強い。

このため、複数のインテリアショップを一度に閲覧できるインテリアフロアを形成した。渋谷駅は、目黒、自由が丘、青山へ移動する際の乗り換え駅でもあり、西武渋谷店でもインテリアを強化することで、インテリアに関心の高い30代~40代の新たな客層を獲得したいという。

<壁の仕切りでなく鉄のフレームの仕切りを採用>

各店舗の平均面積は10坪程度で、各ショップがもっとも得意とする商品を展示した。プロモーションスペースは1か月サイクルで変更するが、常設ショップは2月と8月に入れ替えを検討する。百貨店における家具の売上は3月、4月と11月、12月に山があるため、ショップの入れ替えも含め旬の提案を常に維持する方針だ。

ほとんどの店舗がオーダーメイドによる商品に対応し、ファブリックや雑貨を展開する。増税後の需要減少期までに、固定客をつかむことで、家具以外の雑貨などの商品で売上を作るという。

常設店舗は、WISE・WISE、AREA、ZERO FIRST DESIGN、TIME&STYLE、POLIS、LIVING HOUSE、TYPHOON、UTSUMIoriental、BRUNCH、I+STYLERS、CASAMANCE。プロモーション店舗は、Antenna、Preview、Flagship。

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