コーエン/初の大型旗艦店を公開
2013年09月24日 / 店舗
ユナイテッドアローズの子会社コーエンは9月24日、26日に「西武新宿ペペ」内3階でオープンする初の大型旗艦店「コーエン ジェネラルストア」を公開した。
「コーエンは気軽におしゃれを楽しんでもらうeasy chic(イージー シック)をコンセプトとした業態で、ユナイテッドアローズに比べて、値ごろな商品を展開。トレンドではなく、ベーシックな商品をそろえた店舗」(同社)。
2008年9月27日に、1号店として売場面積65坪の大型店を出店してから5周年を迎えることを記念し、初の旗艦店を出店する。
売場面積は119.3坪と最大規模で、この秋から投入する6つの新レーベルと1つの商品ラインをショップインショップ形式で展開。店舗の約半数を新レーベルで展開し、残りの半数でコーエンの定番売場を構築した。
これまではイオンモールなどの郊外型ショッピングセンターを中心に出店し、59店を展開。ファッション感度が高いファッションビルではなく、乗降客の多い駅ビルに出店することで、多様な世代の客層へブランド認知度を高めていくという。
コーエンのメインターゲットは20代~30代だが、これまでの実績では郊外型ショッピングセンターを利用するあらゆる客層が利用しており、10代からシニアまで幅広い年代の人が来店している。ファミリー層の利用も多いため、各店舗の試着室のうち1か所では、ベビーカートが入るスペースを設置した大型の試着室を設けている。
当初は仕入商品20%、オリジナル商品80%の比率で展開していたが、現在はオリジナル商品の比率を95~96%程度に高めている。部門構成比ではアパレル70%、雑貨30%。商品は春・夏、秋・冬のシーズンそれぞれで、メンズは約300型、ウィメンズ500型、キッズ30~40型、雑貨100~150型を展開。1週間ずつ交互のサイクルでアパレルと雑貨の新商品を投入している。
商品の価格帯は4000円前後を中心に、1万円程度までを主力とする。平均客単価は春・夏で4000円~5000円、秋・冬で5000円~6000円程度。新宿店では、素材や縫製にこだわりをもった商品を展開し、従来よりも1000円程度上の商品を強化している。
新宿ペペの店舗側入口のイベントスペースでは、2013年秋・冬から開始する新ライン「coen surplus(コーエン サープラス)」を展開。サープラスは、昨シーズンの商品をリメイクして作成した新しい商品群で、コーデュロイパンツとマフラーで作った枕(3990円)、シャツを利用したクッション(3900円)などを販売する。
新宿ペペ側の入口中央には、新レーベル「OWL coen by South2 West8(オウル コーエン バイ サウストゥー ウエストエイト)」を展開。バッグ専門店の「South2 West8」とコラボレーションして商品を開発。キャンバス地とレザーのコンビネーションを軸とした財布やショルダー、トートバッグなど全20型を販売する。商品価格は5775円~5万400円。
続いて店舗中央にマリンテイストを表現したユニセックスのアパレルライン「Marine Bear coen(マリンベア コーエン)」をインショップで展開する。メンズのサイズでXS~XLまでの全5サイズで30~40型を展開。XSはウィメンズのLサイズ相当とすることで、ペアルックにしやすい工夫をした。海と空を思わせる郡青色、淡いブルーなど多彩なブルーを用いたデザインで統一感を出した。
店舗中央のレジ部分に文具と雑貨を中心としたレーベル「kiosco coen(キオスコ コーエン)」を設置。仕入商材を中心に約100型を展開。アメリカのマーサ・スチュアートプロデュースのクラフトグッズ、スマッシュのスクラップブックグッズなをを販売する。文具雑貨の価格帯は210円~3900円、マーサ・スチュアートプロデュースのクラフトグッズの価格帯は420円~3150円。
新宿駅側の入口付近には「1mile wear coen(ワンマイルウエアコーエン)」を柱回りで展開。人気ブランドのAmericanaの小嶋浩氏がデザインを手がけるコーエン初のワンマイルウエアで、気軽に羽織れるデザインでもパジャマではなく、ちょっとした外出にも対応できる商品とした。ユニセックスサイズでXXS~XLまで全6サイズ、カラーはグレー、ワイン、オリーブの3色、全8型を展開する。販売価格は、パーカー3990円、Tシャツ2940円、タンクトップ1575円、ショーツ2940円、パンツ3990円。
1mile wear coenのはす向かいには、エスニックテイストを基調としたアパレルや雑貨を展開するレーベル「Market(マーケット)」を設置した。大人の女性向けのレーベル30~40型を販売。中心価格帯はウエア8400円、服飾雑貨4200円で、ユナイテッドアローズのセカンドラインであるユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシングと同等の価格帯とした。
マーケットの隣には、ショップインショップで独立した形で「puebcoen(プエブコーエン)」を展開。インポート雑貨専門店の「puebco(プエブコ)」がコーエンのためにセレクトしたインテリア雑貨を30~40型そろえた。商品価格は126円~1万2600円。
新宿ペペ側入口から見て最後部にキッズコーナーを展開。ユナイテッドアローズのキッズは100~130cmまで10cmきざみで4サイズを展開するが、コーエンはキッズを強化し、140cm、150cmを加えた6サイズを展開する。キッズ商品では、両親の服装との相性も考えたデザインを採用し、ファミリーウエアを意識したという。
コーエン ジェネラルストアの今後の出店計画は未定だが、100坪以上の店舗面積で都市近郊の商業施設への出店を予定する。9月上旬から来年2月末までは、「三井アウトレットパーク」に期間限定店舗を出店。旗艦店のほか、アウトレットへの出店も含めて検討することで、コーエンブランドとしての次の成長を加速させる計画だ。
店舗概要
所在地:東京都新宿区歌舞伎町1-30-1新宿ペペ3階
TEL:03-5155-2246
店舗面積:約394㎡
営業時間:11時~22時
店休日:新宿ペペに準じる
取扱商品:ウィメンズ、メンズ、キッズ、服飾雑貨、文具など
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