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リヴァンプ/六本木ヒルズに卵料理の専門店

2013年11月01日 / トピックス商品店舗

リヴァンプは11月5日、六本木ヒルズハリウッドビューティープラザ1階に、玉子料理を中心とした飲食業態「eggcellent(エッグセレント)」の1号店をオープンする。

<eggcellent(エッグセレント)>

エッグセレントは、自社開発の飲食店ブランドの2号案件。日本政策投資銀行、クレディセゾンと共に設立したリヴァンプ・インベストメンツの共同投資事業案件として展開する。店舗運営は、リヴァンプの澤田貴司代表取締役社長兼CEOが社長を兼務するエッグセレントが担う。

<店舗入口>

エッグセレントは、同社の取締役COOを務める神宮司希望氏が、前職の国際線客室乗務員時代に、欧米を中心とする世界各国の人々が、ビジネスやプライベートで朝の時間の活用がとても上手であるという世界の朝文化に感銘を受けたことが起点になって生まれた業態という。

<神宮司希望エッグセレントCOO>

神宮司COOは「欧米では、早朝から営業している飲食店も多く、朝の時間を有効に楽しむ文化がある。日本では、早朝から営業しているのはファミレスかファーストフードぐらいしかない。朝起きて、行きたい店、食べたいものがある店を作ることで、朝を楽しく過ごすきっかけを作ってもらいたい」と業態開発の狙いを解説する。

<主力メニューのエッグベネディクト>

朝食メニューを打ち出した既存の飲食店との差別化を図るため、素材に注目した。主力メニューのエッグベネディクト(税込1200円~)などに使用する卵は、オーガニック玉子を使用。山梨県甲斐市郊外の生産者から、卵を直接仕入れた。

<厨房>

ピーナツバターは、店内でピーナツを挽く自家製を採用。ジャムも毎月1品目は旬の素材を使った自家製ジャムを投入する。11月ブルーベリージャムを導入し、今後も、さまざまなフルーツのジャムを提供する。ベーコンも店内で作るオリジナルとした。パンケーキ(1200円)も販売するため、朝食に食べたくなるような食感を追求し、オリジナルのミックス粉を開発したという。

<ピーナツバター製造機>

フレッシュオレンジジュース(税込600円)では、オレンジを1個をまるごと、果物絞り機でしぼった独自商品を提供。他店にはない商品づくりを行った。

<果汁絞り機>

<フレッシュオレンジジュース>

店舗入口では、クッキー、ジャム、ピクルス、キッチン用品、オリジナルパンケーキミックス粉などを販売し、物販も行う。

<店内の物販コーナー>

1号店の目標月商は1000万円~1500万円で、想定客単価は1500円~2000円とした。多店舗展開を目指した業態で、直営店の出店のほか、ネット通販、フランチャイズなど、さまざまなチャネルを検討している。

<店内の客席>

店内は朝のすがすがしさをイメージできるように、自然光が入りやすい構造とした。観葉植物などを配し、リラックスできる心地よい空間を目指した。

<窓側の客席>

子どもを連れた家族でも気軽に利用してもらうため、座敷となっている個室も6席設置した。

<座敷の個室>

フランス人シェフを採用し、シェフの出身地であるマルセイユのブイヤベースを利用したメニューも展開。オリジナルのエッグベネディクトでは、日本の伝統的な朝食にかかせない米を使用したメニューも提供する。

<厨房のシェフ>

店内で提供する水には、オレンジとレモンをひたしたフレーバー・ウォーターを用いた。店内には、こだわり商材の卵をイメージした造作を多用し、ゆで卵をイメージしたイスを配した待合室も用意した。

<フレーバー・ウォーター>

<ゆで卵のイス>

店舗運営システムには、iPadを活用したオリジナルのシステムを採用し、店舗運営コストの削減を目指した。

<iPadを活用した端末>

リヴァンプの澤田貴司社長兼CEOは「業態を確立するために、あらゆる可能性を考えている。3年で5店ほどの体制を目指すが、すべては1号店次第だ。まずは、きちんとオペレーションを確立したい」と将来の展望を語った。

店舗概要
所在地:東京都港区六本木6-4-1
六本木ヒルズハリウッドビューティプラザ1階
営業時間:7時~21時、(土日祝8時開店)
店休日:年中無休
店舗面積:171.99㎡
席数:96席(テラス込、全席禁煙)予定

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