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ユニクロ/池袋にグローバル繁盛店

2014年03月13日 / 店舗店舗リポート

ユニクロは3月14日、池袋サンシャイン60通りにグローバル繁盛店「ユニクロ池袋サンシャイン60通り店」をオープンした。

<ユニクロ池袋サンシャイン60通り店>
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新店は、最新・最旬の商品を取りそろえた、親しみやすいサービスを目指す地元密着型の店舗で、出店にあたり、ユニクロ初のキャラクターとして「ユニブクロー」を起用した。

<大型LEDディスプレイで時間を知らせるユニブクロー>
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グローバル繁盛店としては、同社は2012年9月に新宿東口に「ビックロ」をオープン。新宿に続く2店目。池袋の商圏は、西武線沿線、JR、東京メトロなど鉄道による集客のほか、大学や専門学校などの学生、近隣で建設が増えているマンション住民などを想定する。

<ショーケースには32体のマネキンを配置>
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商圏調査をしたところ、足元商圏を中心に池袋の街で買い物をする人は、あまり新宿に買い物に行くことがなく、池袋で買物を完結させる人が多いことが分かった。地域密着型の店舗を打ち出すため、ユニクロ初のキャラクターとして、店舗限定で「ユニブクロー」を起用したという。

<ユニブクローグッズ>
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オープニングでは、ユニブクローをデザインしたオリジナルグッズを作成し、14日~17日までのオープン4日間は、税込5000円以上の購入で、景品が当たるハズレなしのくじ引きを実施する。

<6階の抽選会場>
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池袋は大学生・高校生などを中心に学生が多い街であることから、10日~18日には、オンラインストア限定の500円または1000円クーポンが当たる、スマートフォンとパソコン向けのクジも実施。商品を購入しなくても参加できるクジで、スマホの普及率が高い学生の利用を促進したいという。

<1階入口>
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ユニクロは、銀座店、プランタンマルシェ銀座店、ビックロなど首都圏で特別な旗艦店を展開している。池袋店も売場面積約800坪を誇る旗艦店だが、特別感のある旗艦店ではなく、普段使いで気軽に使える旗艦店を目指したという。常時500型以上の商品を展開、シーズンによっては1000型程度の商品を投入する。

<1階の全景>
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1階から6階までの多層階の店舗のため、1階はプレゼンテーションスペースと位置づけた。2階~6階までの各フロアで訴求する商品を1フロアに集積し、各フロアごとのおすすめ商品をディスプレイした。店舗全体では、約250体のマネキンを活用し、コーディネート提案を視覚的に訴求する。

<各フロアのおすすめを豊富な在庫と共に提案>
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12階まで多層階で展開する銀座店でも同様の取り組みをしているが、池袋店では1階の売場面積が約105坪と余裕があり、気軽に短い時間で買物ができる利便性を合わせ持つフロアを意識し、展示商品の在庫を銀座店よりも手厚くした。

<エスカレーターにLEDティッカーを展開>
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多層階であるため、2階への客動線が重要で、2階へのエスカレーターが分かりやすくなるように、エスカレーターにLEDを活用したサインを流す「LEDティッカー」を国内の店舗として初めて、導入した。昨年9月にオープンした上海のグローバル旗艦店からの取り組みで、エスカレーターが分かりにくいと、上層階へ登らないお客もいるため、店内の回遊性を高める効果を期待する。

<2階ウィメンズフロアの全景>
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<レギンスジーンズコーナー>
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2階には主力のウィメンズフロアを展開。ユニクロらしいカジュアルな商品を打ち出す。訴求商品であるレギンスジーンズ、プレミアムリネンシャツなどをコーナー展開する。

<3階のウィメンズSILKのディスプレイ>
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3階では、ウィメンズでも通勤に対応できる落ち着いた商品を展開。春を意識した明るい色調の商品を中心に、訴求商品を2階同様にコーナー展開する。

<AIRismコーナー>
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3階ではインナーとしてAIRismコーナーを設置。新たにAIRismの商品名を前面に打ち出した青を基調とした新型什器を採用し、商品カテゴリー全体の視認性を向上させた。

<エスカレーター前のリラココーナー>
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昨年から本格提案を始め、好評の女性用ステテコの「リラコ」もエスカレータ前の壁面を活用し、大量陳列で訴求する。

<4階キッズ・ベビーフロア>
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<什器にカラーテープを張り男児・女児むけ商品を区分け>
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4階には、キッズ・ベビーフロアを展開。4階はワンフロアで約153坪の大きさで、都内の店舗として最大級のキッズ・ベビー売場とした。

<キッズ・ベビーの新型什器>
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<子どもの伸長がはかれる演出>
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キッズベビーともに、定番什器のエンドにマネキンを活用したディスプレイを展開できる新型什器を採用し、キッズ・ベビーでもコーディネート提案を強化した。

<キャラクター商品で家族でのコーディネートを提案>
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キッズでは、春夏にディズニー、スヌーピー、ピクサーなどキャラクター商品を展開。新たな取り組みとして、親子そろって家族でキャラクター商品を楽しむ提案を導入した。エスカレーター前とレジ前には、大人サイズのキャラクター商品を展開し、家族でのコーディネート提案をした。

<5階メンズフロア>
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<ポロシャツコーナー>
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5階はメンズのフロアを展開。メンズでもプレミアムリネン、ポロシャツ、スリムフィットストレートジーンズなどをコーナー展開で訴求する。

<ビジネスにも対応できるコーディネートも>
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店舗周辺ではマンション建設が増え、近隣住民が増えているほか、通勤客の利用も見込まれるため、メンズではビジネスシーンにも対応できる商品も豊富に展開する。

<6階へのエスカレーター>
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6階は、銀座店と同様にスペシャルフロアを展開。ユニクロがいま、最も訴求している旬の商品をイベント的に展開する。

<6階のディスプレイ>
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<スウェットシャツの定番売場>
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オープン時は、まだ気温も低いことから、スウェットシャツを訴求。ウィメンズはディズニーなどのキャラクター、メンズはコカ・コーラとのコラボデザインの商品を展開する。

<コカ・コーラのスウェットシャツ売場>
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ファミリーでの来店も想定し、31室設けたフィッティングルームの内、2階~5階までの4フロアには、各1室、ベビーカートをそのまま入れることができる広めのフィッティングルームも設置した。

<ベビーカート対応のフィッティングルーム>
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松尾広紀店長は「スペシャル感を前面に打ち出す店舗ではなく、地元の人が親しみをもって、気軽に楽しめるお店、子どもも含めファミリーが楽しめるお店を地道に訴求していきたい」と抱負を語った。

<松尾店長>
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<店内には隠れユニブクローも>
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<レジ壁面は大型ディスプレイを配置>
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店舗概要
所在地:東京都豊島区東池袋1-21-4
TEL:03-5957-3010
営業時間:11時~21時
交通:池袋駅徒歩4分
売場面積:約800坪
店舗規模:地上1階~6階
取扱商品:メンズ、ウィメンズ、キッズ、ベビー
展開アイテム数:常時500型以上

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