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日本橋三越/ワールドウオッチフェアでライオン像に腕時計を進呈

2014年08月20日 / トピックス商品店舗

日本橋三越は8月20日~31日、本館7階催事場で「三越ワールドウオッチフェア」を開催する。

昨年は、過去最高の12億円の売上をあげた催事で、今年はメイン会場に約3000本の高級時計を展開し、前年を超える売上を目指す。

<三越ワールドウオッチフェア>
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フェアの開催にあたり、初日の開店前にオープングイベントを行い、100歳となった三越のライオン像に、セイコーから「グランドセイコースペシャルウオッチ」が贈られた。

<腕時計をしたライオン像>
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セイコーは1881年に創業。ライオン像が三越本店に設置されるのは1914年で、その前年の1913年にセイコーは国産初の腕時計を製造した。1960年には、スイスの時計メーカーに対抗できる機械式時計としてグランドセイコーを発表。世界で戦える時計として、裏ふたに獅子の紋章をいれたことから、今回の企画につながった。

<グランドセイコースペシャルウオッチ>
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税別58万円で販売しているグランドセイコーの時計をモデルに、ライオン像の大きさにあわせたレプリカを作成。時計の直径は15.7cm、重さ7kgで、文字盤、ケース、バンドを忠実に再現した。

<会場の様子>
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日本橋三越のワールドウオッチフェアは、今年で17回目を迎える名物企画。腕時計は、昨年はアベノミクスや消費税増税前の駆け込み需要で、過去最高の売上を記録したが、4月の増税以降は、もっとも駆け込み需要の反動を受けている。

4月の売上は前年の半数以下まで落ち込んだが、月を追うごとに徐々に回復し、7月は約20%減まで回復した。8月は催事もあり、前年を超える売上を目指す。フェアでは、新規5ブランドを含む56ブランドを展開する。

<4億1040万円の時計>
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約60色のカラーダイヤモンド225個に10種類のカットを施した税込4億1040万円のバックス&ストラウスの宝飾時計や6000万円~1億1000万円の機械式時計も取りそろえた。中心価格帯は70万~80万円、100万円台で、もっとも落ち込みが大きい価格帯の商品を豊富にそろえることで需要を喚起する。

<ミニミュージアム>
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日本橋三越は春から、カルチャリゾート百貨店宣言をしており、今回、はじめて時計のミニミュージアムを設置した。江戸時代につくられた和時計や国産初の腕時計ローレルなど、国内の貴重な時計のほか、海外メーカーが保有する歴史的な時計を展示する。

<やぐら時計>
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中陽次店長は「時計は簡単に買える価格の商品ではないが、今回は見て、聞いて、楽しめる工夫を随所に施した。スタイリストである店員に時計の歴史や機能など、時計に関わる文化も訪ねてもらいたい。芸術と科学という要素のある腕時計の小さな小宇宙を感じてもらいたい」と語る。

<中店長>
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ミニミュージアムのほか、催事場にはラグジュアリー・バーやイベントスペースを設置。期間中の土日には、メーカーの技術者や創業者などによるセミナーも開催する。

<イベントスペース>
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<ラグジュアリー・バー>
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■日本橋三越本店
http://mitsukoshi.mistore.jp/store/nihombashi/index.html

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