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楽天市場/歳暮商戦で鍋商材に注目、おとりよせ鍋大学開催

2015年11月10日 / トピックス商品店舗

楽天は11月10日、都内で2015年の冬に食べたいおとりよせ鍋料理を解説する「楽天市場 おとりよせ鍋大学」を初めて開催した。

<おとりよせ鍋大学>
おとりよせ鍋大学

歳暮マーケットは毎年、前年並みの市場動向が続いているが、楽天市場では、2010年から2014年までの5年間で、歳暮売上が約2.5倍に拡大した。

<お歳暮売上の伸び>
お歳暮売上の伸び

特に、昨年12月の鍋の売上は前年対比で約2倍と急伸長した。本来、鍋は自家需要が強く、購入者の家庭で消費されることが多かったが、近年は、こだわりの鍋素材を贈答用に贈る需要が生まれていることに着目した。

<2014年12月の鍋の売上の伸び>
2014年12月の鍋の売上の伸び

楽天市場事業でPRを担当する三浦美穂さんは、「パーソナルギフトニーズの強まりやギフトの販売チャネルのネット通販への移行のほか、楽天市場のご当地商材の品ぞろえの豊富さから、歳暮売上が堅調に推移している」と語る。

<試食会の様子>
試食会の様子

鍋大学では、楽天市場に出店する「もつ鍋・水炊き 博多若杉」の松尾直幸社長、「越前かに問屋ますよね」の橘高友樹店長兼越前蟹の仲買人が参加。

それぞれ、もつ鍋、水炊き、かに鍋のコツを、報道関係者や楽天市場とかかわりのあるブロガーらに解説をした。

<しゃぶしゃぶの実演>
しゃぶしゃぶの実演

松尾社長は「もつ鍋は本来、自家需要が強く、通常はギフト需要は少ない。ただ、ここ数年、11月から12月にかけて、商品にのしをつけてほしいといったギフトを想定した要望が増えている。鍋商材に対するギフト需要に手ごたえを感じている」と語る。

橘高店長は「これからの時期は、商品にのしをつけてほしいという要望が増える。ギフトを想定して、冷凍カニと鍋に使用するだしをセットにしたギフト対応をしている」という。

<水炊きセット>
水炊きセット

もつ鍋セットは通常は、2~3人前で3218円の商品が売れ筋で客単価は4000円程度だが、年末は複数セットを購入する人が増えることもあり、客単価が5000円以上に上昇する。

カニ鍋セットでは、送料込みで5900円の商品が売れ筋商品となっているという。

<もつ鍋セット>
もつ鍋セット

楽天市場で百貨店催事「うまいもの大会」を担当する前田真さんは、「これまで、ネット通販での食材販売は、大容量ロットや賞味期限が近い訳あり商品などへの期待が高かった。最近は、高級牛肉、ホルモン、ご当地のカニなど、通常のリアル店舗の流通に乗りずらいこだわりのある商材へのニーズと認知が高まっている。ご当地商材の品ぞろえが豊富な楽天市場での、食材販売への期待を感じる」と語る。

<鍋商材のグリーンレモン>
鍋商材のグリーンレモン

楽天市場での鍋商材の取り扱い点数は約5万5000点で、11月5日には、「ニッポン全国!ご当地鍋お取り寄せ」特集ページを開設した。

特集ページでは、楽天市場に出店する酒類販売店が、特集された鍋にあうお酒を紹介。鍋商材と合わせて、お酒との相性も紹介し、関連販売を行う。

■ニッポン全国!ご当地鍋お取り寄せ
http://event.rakuten.co.jp/oseibo/special/nabe/?l-id=oseibo2015_kwd40

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