流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





ヴェルサーチ/銀座に3フロア、日本で唯一の旗艦店

2015年11月24日 / トピックス商品店舗店舗リポート

ヴェルサーチは11月23日、東京・銀座の「第22ポールスタービル」1~3階にニューコンセプトのフラッグ・シップ・ストア「VERSACE GINZA店」をオープンした。

<VERSACE GINZA店>
VERSACE GINZA店

3フロアで店舗面積は約540m2、ライセンス商品含む、ヴェルサーチ ファーストラインの全ラインの商品(600~700SKU)をそろた。1階に服飾雑貨、2階にメンズ、3階にウィメンズを展開する。

商品構成比率は、アクセサリー、バッグ、靴などの服飾雑貨60%、アパレル40%。

ウィメンズは試着が多く、店頭での接客時間も長いため、男性が入ることが少ない最上階の3階に配置した。

<1階の全景>
1階の全景

ヴェルサーチは2009年に日本市場から撤退し、2011年にヴェルサーチ ジャパンを設立して再上陸を果たした。再上陸後は、阪急メンズ東京など百貨店でのコーナー展開を進め、路面店の出店を模索していた。

<2階の全景>
2階の全景

4月に青山に、「ヴェルサス ヴェルサーチ」の旗艦店をオープンし、7月に銀座に、「ヴェルサーチ ホーム」の日本初の直営店を出店している。今回は、良い物件に巡り合えたため、ヴェルサーチ ファーストラインの商品を展開する旗艦店を出店したという。

<3階の全景>
3階の全景

ドナテラ・ヴェルサーチがイギリス人建築家ジェイミー・フォバート(Jamie Fobert)と共にストアコンセプトを考え出した店舗で、イタリアの伝統的で華やかな建築と今日のヴェルサーチのモダンでダイナミックなエネルギーを融合した空間を目指した。

<1階入口のディスプレイ>
1階入口のディスプレイ

大理石のモザイクや真鍮、透明のアクリル樹脂がラグジュリアスでありながらコンテンポラリーな雰囲気を醸し出し、ヴェルサーチのプレタポルテとアクセサリーの世界観を表現する。

<大理石の床とアクリルの什器で過去と未来を表現>
大理石の床とアクリルの什器で過去と未来を表現

過去と未来の出会う場所というコンセプトの店内の1階にはアクセサリーをメインに展開し、宙を浮いているように見えるアクリル樹脂の壁や棚と対照的な9世紀のビザンティン様式の教会からインスパイアされたモザイクの床を使用した。

<3階ウィメンズ>
3階ウィメンズ

壁に沿って円形の道のようにデザインされたモザイクの床のところどころに施された真鍮がブティックの贅沢な雰囲気を定義づけるという。

<2階メンズコレクション>
2階メンズコレクション

<ネクタイ>
ネクタイ

メンズコレクションを展開する2階には、大理石のフィオル・ディ・ボスコ・マーブルを、ウィメンズコレクションを展開する3階にはフィオル・ディ・ペスコ・マーブルを各々床に使用し、エクスクルーシブでユニークな空間を演出する。

<アクセサリー>
アクセサリー

<サングラス>
サングラス

商品の価格帯は、アクセサリー2~5万円、サングラス2万7000円、バッグ30万円台、ジャケット20~30万円、パンツ10万円程度。現状では、20代の若い顧客層は、財布など小物を中心にヴェルサーチになじみがあるが、高額商品の多いアパレルの購入者が少ない。

<バッグ>
バッグ

<シューズ>
シューズ

現在、アパレルの購入者は、昔からヴェルサーチに馴染みのある40~50代が中心となっている。銀座に旗艦店を出店することで、ヴェルサーチを知っている若年層の顧客によりブランドのファンになってもらいたいという。

<メンズのディスプレイ>
メンズのディスプレイ

<ウィメンズのディスプレイ>
ウィメンズのディスプレイ

店舗概要
所在地:東京都中央区銀座6-7-12
営業時間:11:00~20:00
TEL:03-6264-5610
店舗面積:約540m2
取扱アイテム数:600~700SKU

<外観>
外観

外観

<1階>
1階

1階

1階

<2階>
2階

2階

2階

2階

2階

2階

<3階>
3階

3階

3階

3階

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧