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さいか屋/事業再生実務家協会の支援で事業再生手続を継続

2010年01月14日 / 経営

さいか屋が1月14日に発表した2010年2月期第3四半期決算によると、売上高は424億3200万円(前年同期比17.4%減)、営業利益3100万円(90.0%減)、経常損失2億9600万円(前期は3900万円の経常損失)、当期損失60億9800万円(2300万円の当期損失)となった。

第3四半期の百貨店業では、集客力を強化しローコストで運営するため、横須賀店の南館にレストランカラオケ「シダックス」を誘致した。また、カード会員向けに買物券に交換できる基準ポイントを引き下げ、容易に交換できるようにした。

さらに営業力の強化に向けて、本社の経営企画室に営業企画担当の部署を新設し、本社主導で営業戦略に統一性を持たせ、顧客本位の施策を実行した。

各店舗の売上向上策などの施策を実施したが売上高は前年に及ばず、昨年度に策定した経営改善計画「SHIPS」に基づき、個々の事業運営、業務の見直しや、新人事制度の採用による諸経費の削減を実施。経費面では改善が見られた。

昨年8月に、事業再生のための強固な収益体質の確立と抜本的な財務体質の改善を図るため、事業再生実務家協会に事業再生ADR手続を申請。

今後、事業再生ADR手続で、事業再生実務家協会より調査・指導・助言を絵ながら、全金融機関と事業再生計画案の協議を継続する。

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