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ファミリーマート/am/pmを子会社化

2009年11月13日 / 経営

ファミリーマートは11月13日、レックス・ホールディングスの保有するエーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)の全株式と全貸付債権を取得し子会社化することを決めた。

これでam/pmの1138店舗(昨年12月末現在)を加えて首都圏などの店舗基盤を強化し、商品や原材料の仕入れ、物流の統合などの間接部門も共有化し、経営インフラの効率化を図るとしている。また、am/pmとの来春を目処とした合併も今後協議する。

今回の子会社化は、昨年来の不況を受けた消費環境の悪化を背景に競争力を高め、本部、加盟店の中長期的な成長を確実にするため。そこで国内のファミリーマートブランドのマーケットシェアを効率的に獲得するため、am/pmの子会社化を決めた。

ファミリーマートでは、今回の子会社化が自社の既存加盟店のほか、am/pm加盟者もファミリーマートの全国のネットワークや知名度、商品開発力が活用できるようになることで競争力が強化できるとしている。ファミリーマートの1万5406店舗(ことし10月末現在)とam/pmの1138店舗を合わせると、am/pm子会社化後の店舗数は1万6544店舗となる。

ファミリーマートは、現段階ではam/pmの所得株式数は未定だが、移動後の所有株式数は100%として12月24日に株式譲受する。

レックスホールディングスはam/pmへの増資を予定しており、ファミリーマートは増資後にam/pmの全株式を1円で、レックスホールディングスからの貸付債権を簿価でそれぞれ取得する。増資により、ファミリーマートの実質的な取得価格は120億円となる。

なお、am/pmの2008年12月期経営成績は、チェーン全店売上高1515億6000万円、売上高333億1100万円、営業利益6億1000万円、経常損失1億9000万円、当期損失16億6000万円。

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