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マツモトキヨシHD/ミドリ薬品を完全子会社化、九州地区強化

2009年11月13日 / 経営

マツモトキヨシホールディングスは11月13日、ミドリ薬品との株式交換とミドリ薬品株式の公開買付を行うと発表した。

今回の公開買付は、ミドリ薬品の経営地盤の九州地域で取扱商品の拡大、それに伴う店舗の大型化、低価格志向の店舗の増加による競争の激化が背景。マツモトキヨシホールディングスは九州地域に21店舗(直営店のみ)しか出店しておらず、ミドリ薬品も苦戦を強いられているため、両社はミドリ薬品が最終的にマツモトキヨシホールディングスの完全子会社となることで、マツモトキヨシホールディングスグループは商品の調達と開発機能の強化、九州地域での優位性を確保できるとして株式交換を決めた。

一方、ミドリ薬品は業務提携やフランチャイズ契約では限定的な経営ノウハウと経営資源を最大限活用することで、競争力を向上できるなどのメリットが期待できるとしている。具体的には販売ノウハウや人材育成システムの共有化、間接部門の共有化などで、これらで収益性を改善できるとしている。

株式交換は2010年4月1日付で、これでミドリ薬品はマツモトキヨシホールディングスの完全子会社となるため3月29日で上場廃止となる。公開買付の買付価格は1株当たり8万円で、買付予定数は1万9458株。

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