流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





レナウン/新経営体制へ、新社長47歳

2009年04月15日 / 経営

レナウンは4月15日、新経営体制を発表し、従来からのしがらみのない経営陣に経営を委ねることが最適と考え、社内から40歳代を抜擢。代表権のある新社長に、北畑稔経営企画部長(47歳)、新取締役に神保佳幸執行役員経理部長(46歳)、玉井康利執行役員メンズ事業本部企画商品生産部長(47歳)をあてる人事を5月28日付で行う。

2008年3月に現経営陣が就任して以来、構造改革のもとで、不採算16ブランドの整理・撤退、本社ビル・大阪新町ビルなど不動産の売却、事業所集約による経費圧縮、早期退職による人件費の削減、消費者ニーズに即応できる組織改革など、期初に掲げた目標を実施した。

同時に、キャッシュフロー重視の効率経営を行い、棚卸在庫の圧縮にも努め、マーケットの変化に対応するために、「棚卸資産の評価に関する会計基準」の早期適用によるたな卸資産評価損の計上を行った。

土台作りがほぼ完了したことで、事業運営と将来の発展に向けて株主提案を受け入れた結果、経営の健全化を進めるため、社外取締役の導入によるガバナンス強化にも取組む考えだ。

新経営陣のもと、RMAP(Renown Make Again Plan)を策定し、効率経営を徹底し、企業価値向上を図っていく。

ダーバンのリニューアル推進など、ブランド価値の向上策を進め、顧客の求める価値観と価格を提案する「トクコ・プルミエヴォル」や「シンプルライフメンズ」などの経験を、他のブランドで共有することで全体的な成長を図る。業績が好調な「アーノルドパーマータイムレス」のような小売型ビジネスの確立を目指す。

さらに、販売チャネルの多角化として、ウェブ・Eコマースの展開や、ライセンス事業を核とする中国・アジアでのビジネス拡大など、事業収益の国際化・多角化を推進する。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧