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ローソン/九九プラスを株式交換で完全子会社化

2009年11月19日 / 経営

ローソンは11月19日、連結子会社の九九プラスと株式交換契約書を締結し、ローソンが九九プラスを完全子会社化する株式交換の実施を決めた。株式交換の効力発生日は2010年3月1日で、これに伴い九九プラスは2月24日をもって上場廃止となる。

両社はこれまで、ローソングループの統一プライベートブランド「バリューライン」商品の共同開発、物流センターの集約による物流合理化などを推進し、シナジー効果を追求してきた。しかし、業界内での競争激化や加盟店収益を維持・拡大のため、エリア戦略に基づく最適フォーマットでの店舗展開や顧客の期待を上回る生活防衛商品の提供を従来以上に迅速に行うことが中長期的な成長に不可欠と結論した。

この実現のため、ローソンは両社の一体性の確保やノウハウ共有化、グループの経営資本を有効活用した生産性の向上を確保するため、九九プラスの完全子会社化によるローソングループ全体の競争力強化が最善と判断したもの。

九九プラスも、シングルプライス・ストア業態への異業種からの参入圧力を踏まえ、従来以上に迅速な経営判断と施策の展開が不可欠な状況となったため、現在の協働体制を継続するだけでは不十分と判断。ローソンの完全子会社化で、迅速な意思決定プロセスと両社が一体化した事業戦略の展開の実現が競争力の維持向上に最善かつ不可欠として、今回の株式交換に合意した。

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