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三越伊勢丹HD/井筒屋ウィズカードの株式を譲渡

2009年04月02日 / 経営

三越伊勢丹ホールディングスは3月31日、連結子会社の伊勢丹アイカードが伊勢丹アイカードの完全子会社、井筒屋ウィズカード(福岡県北九州市)の全株式を山口フィナンシャルグループ(山口県下関市)に譲渡することを決めたと発表した。

井筒屋ウィズカードは2004年2月、井筒屋とのシステム統合の一環としてアイカードが井筒屋からウィズカードの全株式を取得。井筒屋のハウスカード運営を中心に百貨店を補完する形で事業を運営してきた。その後2008年4月の三越伊勢丹ホールディングスの誕生で、グループのカード事業を見直す中、北九州地区のカード事業拡大を推進していた山口フィナンシャルグループからウィズカード社の買収を提案をされたため、今回両社間で合意したもの。

今後はウィズカードの北九州地区を中心とした顧客基盤をベースに、山口フィナンシャルグループの金融・カード両面のノウハウを活用した中長期的なビジネスの拡大が期待できるとして、最終的に三越伊勢丹ホールディングスとウィズカード双方の利益につながると見込んでいる。今月下旬には株式の譲渡が完了する予定。

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