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三越伊勢丹HD/札幌などの三越事業をエリアごとの事業会社に分割・承継

2010年02月23日 / 経営

三越伊勢丹ホールディングスは2月23日、三越が4月1日付で札幌、仙台、名古屋など7地域の百貨店運営事業に係る権利義務を、昨年新設した7地域の事業会社に、新潟の事業は新潟伊勢丹にそれぞれ承継させる吸収分割の実施を決めた。

三越伊勢丹ホールディングスは昨年10月1日に、札幌三越、仙台三越など各地域に事業会社を設立。今回はその各地域の事業会社が存在するエリアの百貨店事業を、各事業会社に承継させる。この吸収分割で、顧客の要望を迅速な意思決定で実現できるようになるほか、地域に適した営業施策の実行が可能になるとしている。

一方、並存する店舗の一体運営化のモデルエリアとされている新潟地域では、三越新潟店の運営を新潟伊勢丹が承継する。これにより4月1日付で、新潟伊勢丹は「新潟三越伊勢丹」に社名を変更する。

両店舗の一体運営で、それぞれのブランドを生かした店作りを図る一方、後方部門の統合で物流費の低減や共同の取組による経費の有効活用なども合わせて目指していく。

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