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住友商事/クスリのカツマタの99.5%の全株式譲受、1年後に事業統合

2009年06月16日 / 経営

住友商事は6月16日、7月中旬の予定でクスリのカツマタの発行済み株式約99.5%を勝又泰夫社長より譲受することで合意したと発表した。

今後1年以内に住商ドラッグストアーズ(東京都文京区)と統合し、仕入れ面、物流面などで両社の強みを生かしつつ、収益性の向上と事業基盤の強化を図る。

クスリのカツマタは、東京都城南エリアから川崎・横浜エリアの主に東急沿線の駅前繁華街を中心に25店舗をドミナント展開している。1店舗当たりの平均年商は約6億円と高い水準を確保し利益率も高く、有利子負債ゼロと財務体質も健全だという。

今回、住友商事はクスリのカツマタのMD、販売などのノウハウをトモズなど住商ドラッグストアーズ店舗で活用し、顧客支持の向上、店舗競争力の強化が図れること、クスリのカツマタで住商ドラッグストアーズの調剤オペレーションノウハウの活用、住友商事の消費者直結型事業ノウハウの活用が図れること、両社を合わせると売上高は500億円を超える。

クスリのカツマタの商品開発ノウハウと住友商事の信用力、仕入れリソースの融合により調剤・物販含めたPB商品開発の深耕が図れることなどを勘案し、事業上のシナジーは非常に大きいと判断し、首都圏で圧倒的な存在感と高い競争力を持つドラッグストアチェーンの形成を目指す。

今後1年以内に両社を統合し、東京23区、西東京、神奈川東部では業界トップクラスのポジションに浮上させ、ドラッグストアNo.1の存在を目指す。

クスリのカツマタ概要
商号:(株)クスリのカツマタ
設立:1984年9月(創業:1983年9月)
事業内容:ドラッグストアチェーンの経営(医薬品、健康食品、化粧品、日用品の小売)、保険調剤業務
本部所在地:神奈川県川崎市中原区木月
代表取締役:勝又泰夫
資本金:9800万円
店舗数:25店舗
従業員数:614名(2008年8月末時点)

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