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P&G/パンテーン1製品購入で2円寄付、女性がん患者に医療用ウィッグ贈呈

2009年06月16日 / トピックス商品

P&Gのヘアケアブランド「パンテーン」とNPO法人キャンサーリボンズ(東京都中央区)は6月16日、がん薬物療法によって脱毛した女性がん患者さんをサポートする「キレイの力プロジェクト」を7月1日より開始すると発表した。

このプロジェクトでは、パンテーン全製品を対象として1製品を購入ごとに2円を「がん患者さんの治療と生活をつなぐ」NPO法人キャンサーリボンズに寄付し、女性がん患者さんへの医療用ウィッグ贈呈とクォリティオブライフ(以下:QOL)をサポートする啓発活動を行う。

がん薬物療法の副作用における脱毛は、女性がん患者さんの多くが体験し、最大の悩みのひとつで、パンテーンは、美しい髪が女性の「キレイ」にとってとても大切ということを信じており、脱毛で悩む女性がん患者さんに「キレイの力」を届けることが出来るのではと考えた。

また、NPO法人キャンサーリボンズは、「がん患者さんの治療と生活をつなぐ」活動をしており、がん患者さんのQOLをサポートすることを目的としているが、特に女性がん患者のQOLをサポートする上では「美」が重要な要素と考えている。

特に、脱毛に悩む女性にとってはウィッグが「美しい」ものであることが求められるため、「美」のノウハウを持つヘアケアブランドの協力が不可欠だと考え、この2者の思いから成るパートナーシップにより、「キレイの力プロジェクト」が発足した。

この取り組みのさきがけとして、2008年秋に看護学生さんに髪の毛の寄付を募り、その寄付された髪の毛の束から医療用ウィッグを9個作成・贈呈していた。

しかし、いまだにより多くの医療用ウィッグが求められており、2009年夏、パンテーンの売上げの一部(1製品を購入ごとに2円の寄付)から100個単位でウィッグを制作し、患者さんに贈ることとQOLをサポートするツールを作成・配布することを目標に、一般女性にも参加いただける「キレイの力」プロジェクトを開始する運びとなった。

期間は7月1日から10月31日(P&G出荷分)で、寄付目標2,000万円(見込み)。

「キレイの力」サイト(下記URLを参照)を開設し、詳細を紹介・告知する。
http://pantene.jp/kireinochikara

キレイの力プロジェクトメンバー
岡山慶子(NPO法人キャンサーリボンズ副理事長/朝日エルグループ会長)
小松浩子(NPO法人キャンサーリボンズ委員/聖路加看護大学教授)
佐藤禮子(NPO法人キャンサーリボンズ理事/兵庫医療大学副学長)
キレイの力プロジェクト委員長
下村祐貴子(P&Gパンテーン広報)
望月眞弓(NPO法人キャンサーリボンズ理事/慶應義塾大学薬学部教授)
山崎多賀子(NPO法人キャンサーリボンズ理事/がん体験者/美容ジャーナリスト)

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