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公取委/ロイヤルホームセンターに排除措置命令

2010年08月01日 / 経営

公正取引委員会は7月30日、全国でホームセンター47店舗を展開しているロイヤルホームセンターに対し、排除措置命令を行った。

違反内容は、2006年11月23日以降、店舗の閉店、全面改装に伴い自社の店舗で販売しない商品と棚替
え、商品改廃に伴い定番商品から外れた商品について、商品の納入業者に返品していた。

2006年11月から2009年11月までの間に実施した延べ25店舗の閉店または全面改装に伴い、自社の店舗で販売しないこととした商品の納入業者約280名に対し、総額約4億6200万円に相当する商品を返品していた。

さらに開店・閉店、全面改装、棚替え時に、納入業者に対して、他の納入業者が納入した商品を含む店舗の商品について、売場への搬入、陳列、撤去、売場からの搬出などの作業を行わせるため、あらかじめ、従業員などの派遣の条件について合意することなく、派遣のために通常必要な費用を自社が負担することなく、納入業者の従業員などを派遣させていた。

2006年11月から2009年11月までの間に実施した延べ32店舗の開店、閉店又は全面改装に際し、これらの作業を行わせるため、32店舗に商品を納入する納入業者約320名に、延べ約1万3500人の従業員などを派遣させ、使用していた。

なお、公正取引委員会が審査を開始したところ、2009年12月21日以降は行為を取りやめている。

ロイヤルホームセンターでは「排除措置命令を真摯に受け止め、命令内容を十分に検討したうえで改善を行い、コンプライアンス体制のより一層の強化に努める」としている。

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