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ファミリーマート/下期は50歳代以上を重点ターゲットに

2010年08月29日 / 経営

ファミリーマートは2010年度下期に、50歳代以上を重点的なターゲットにしたマーケティングを行う。

まず、大人向けの会員制のクラブ(会員7000人)であるクラブ・ウィルビーと共同で開発した、オリジナル商品を9月に発売する。同社が8月27日に開いた2010年度下期商品政策説明会で発表した。

ファミリーマートとクラブ・ウィルビーは商品アイデアの開発で組み、5~6月にワークショップを開催した。同ワークショップで抽出したキーワードは、「おとな」。このキーワードのもとに、4つの要素「知覚品質」「技・一手間」「厳選素材」「体への気配り」を商品の開発で考慮していく。

ファミリーマートの従来のマーケティングの重点的な世代は15歳から50歳までで、50歳以上への対応が遅れていた。同社が行った調査によると、50~60歳代の評価=利用意向が著しく低いことが分かった。同社は「50歳代以上のマーケットは独自戦略が必要でかえってポテンシャルが高い」(執行役員・商品本部商品企画・業務部長 市川透氏)と見ている。

<会見に臨む市川執行役員>
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同社は15歳代までを育成ターゲット、15歳代から50歳代までを絆深耕ターゲット、50歳代以上をフォーカスターゲットととらえ、それぞれに開発チーム制を取って対応する。50歳代以上のターゲットのチームがクラブ・ウィルビーとの協同だ。

50歳代から60歳代の男性に対しては、ロングセラー=定番商品を、女性に対しては韓流、サービス、他人消費型商品などをそれぞれ提案する。

■クラブ・ウィルビー
http://www.club-willbe.jp/index.html

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