流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





ミニストップ/阿部社長が会見、2013年に顧客評価ナンバーワンに

2010年09月15日 / 経営

ミニストップは9月15日、2010年秋の商品売場勉強会と題し、阿部信行社長が会見を行った。

<会見する阿部社長>

20100915ministopsyacho.jpg

―10月からのたばこ値上げの影響について
顧客は2.5か月分の在庫を値上げ前に購入しようとすると予想される。たばこの売上比率は25%で、値上げ以降しばらくの間は、客数20%減となるのも覚悟している。9月は当然アップする(前年同月190~200%)が、以降は来年の2月末まで客数は100%はゆかず、90%台にとどまる可能性がある。客単価上げのためには、買い上げ点数がポイントになる。われわれの予想では、1品単価はこれからも上がらない。むしろ下がると思う。そのため、粗利は維持しながら、買い上げ点数を上げるような施策に力を入れたい。

―7月以降の業績について
既存店日販前年対比では、7月から業界2位となった。7月は0.9%増で、8月は1.4%増だった。既存店の客数についても、7月は業界トップの3.4%増、8月は2番手の3.3%増となった。廃棄支援を続けてきたことで、弁当は7月には回復した。デリカも手ごろな価格や冷し麺を含む品ぞろえが貢献した。

<各社の既存店日販昨年対比のグラフ>

20100915ministopgraph.jpg

―上期を振り返って
既存店日販と客数は前年同月比は回復したが、客単価は前年割れが続いている。消費者の節約志向は変わっていない。日販品拡販つまり廃棄補充によって、箱弁当は前年販売金額を超えた。おにぎりは8月に前年超えを果たしたが、上期トータルでは前年割れとなった。猛暑の影響で、冷麺、飲料、アイス、調理パンが売上回復を牽引した。今後は、顧客の固定客化と買い上げ点数の増加が課題だ。

―2013年までの目標について
2013年に顧客評価ナンバーワンを獲得するのがビジョンだ。加盟店と従業員がそれぞれ共有するもの。とくに、スイーツ、コーヒー、おにぎりの3品でミニストップが業界ナンバーワンとなる目標を据える。業界ナンバーワンの販売数、信頼度、おいしさを実現したい。

<ミニストップのビジョン>

20100915ministopvision.jpg

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧