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パルコ/心斎橋パルコを新事業モデルに業態転換

2010年10月05日 / 店舗経営

パルコは10月1日、中期経営計画(2010‐2012年度)の事業戦略の1つである既存店舗の業態革新の一環として心斎橋パルコ本館ビルを建替え、新たな商業施設として業態転換させると発表した。

2011年9月に心斎橋パルコ本館と本館と一体運営しているDUE館の営業を終了し、10月に建物解体工事・建替工事を開始する。2013年6月に新規.ビルを開業させる計画だ。

新規ビルは地下1階、地上5階建てで、延床面積は約4800㎡、投資額は約15億円となっている。

同社によると、「新規ビルは、大阪中心部の一等地という立地の良さを活かし、従来型のパルコ業態にこだわることなく、魅力のあるテナント編集、投資効率を重視した事業規模、効率的運営の3つを軸とした、都心部の商業施設開発における当社の新たな事業モデルとして展開する」という。

本物件は1971年に竣工し、1991年から心斎橋パルコ本館として営業をしてきたが、竣工から38年が経過し老朽化が進み、2011年9月で賃貸借契約期間満了を迎えることから、ビルオーナー側が建替えを行う事となった。

新規ビルにて都市部における新たな事業モデルでの運営を目指し、賃貸借予約契約を締結したという。

同社は8月末に中期経営計画を策定しており、大都市を対象とした都心型店舗と郊外の駅前を対象としたコミュニティ型店舗の2つの店舗を展開する計画だ。

心斎橋の店舗はパルコ以外の名称も検討し、都市部での小型商業施設への対応を図る。コミュニティ型店舗としては2013年を目途に埼玉県さいたま市のJR浦和駅前にある浦和パルコを改装してモデル店舗とする計画だ。

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