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ファッション業界/職種別平均年収2011年版

2011年02月24日 / 経営

ファッション業界専門の人材紹介を手がけるクリーデンスは2月22日、「ファッション業界 職種別平均年収2011年版」を発表した。
クリーデンスの人材紹介サービスに、2010年1月~2010年12月までに登録した転職希望者のうち、25~39歳に該当する約1300人の給与データを集計したもの。
年代別の平均年収を見ると、25~29歳では、「MD(マーチャンダイザー)」が371万円で1位。次いで、「VMD(ビジュアルマーチャンダイザー)」(360万円)、「営業(その他)」(354万円)と続いている。
30~34歳は、「VMD」が512万円で1位で、「MD」(475万円)、「営業(OEM)」(424万円)となっている。35~39歳では、「バイヤー」が602万円で1位、「MD」(520万円)、「営業(その他)」(507万円)が上位となった。
全年代で上位3職種に入ったMDは、ブランド全体の戦略を左右する重要なポジションで、百貨店向けのアパレルがSC・小売に販路を広げたり、小売企業が百貨店への進出を狙うなど、販売チャネルを拡大する動きが活発化している。
そのため経営企画まで関わり、新たな販売チャネルへの進出戦略を打ち出せる人材が求められている。
また、VMDでは、ブランドを体現できるセンスの良さ、先行き不透明な景況下でのコスト感覚、さらに外資系企業では語学力など、求められるスキルがより高度化している。
この2職種はいずれも高い専門性と経験が求められることから、業界内でも人材が不足しており、高い年収水準となっている。

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