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セブン-イレブン/東北産の米と海苔の調達を拡大、被災地の生産者を支援

2011年04月25日 / 商品経営

セブン-イレブンは5月中旬から、同社で販売するおにぎりに使用する米と海苔で東北産原料の使用量を増やす。同社によると「被災地では、風評被害などで、生産した農産物の売り先がなくなる懸念が広がっており、安定した取引先となることで生産を支援する」という。
おにぎりの原料である米は各産地の米をブレンドしており、従来は、宮城、福島、山形の3県産の米の使用比率が約5割であったが、6割まで使用比率を高める。東北3県に加え、岩手県からも新たに米を調達する。
2010年度の年間のおにぎりの販売数量は15億個で、うち半分の7.5個分の米が東北産であったが、9億個分まで東北産の米の使用量を高める。
海苔についても、三陸産の使用比率を現在の約6%から10%程度まで高める予定だ。三陸産の海苔は、産地の被災が大きいものの、昨年、冬に収穫された海苔があり、今年は十分な数量が確保できるという。産地が回復し供給が整えば、継続して、海苔を調達する。
3年程度を目安に継続して施策を実施する予定で、長期の取引を通じて被災地を支援する計画だ。

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