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厚労省/生食用食肉を扱う9451施設が不適合

2011年06月15日 / 商品店舗経営

厚生労働省は6月14日、生食用食肉を取り扱う施設に対する緊急監視の結果を発表し、衛生基準通知に適合していなかった施設は9451施設だった。
各都道府県で緊急監視を実施し、生食用食肉を取り扱っている施設は、飲食店営業、食肉処理業、食肉販売業の営業施設のうち1万9856施設だった。
このうち、10405施設(52.4%)が衛生基準通知に適合し、不適合だったのが9451施設(47.6%)。
適合していない理由では、自主検査が実施されていない施設が最も多く8036施設(85.0%)、次いで、器具の洗浄消毒に83℃以上の温湯が用いられていないのが4851施設(51.3%)、トリミングが適正に行われていないのは3106施設(32.9%)の順だった。
今後の対応として、衛生基準通知に適合しなかったため、生食用食肉の取扱いを中止するよう指導した施設について、引き続き、監視指導を行い、当該施設が取り扱いを再開しようとする場合は、改善結果について衛生基準に適合していることを確認する。
生食用食肉を取り扱う施設(新たに提供を開始する施設を含む)については、引き続き夏期一斉取締り等において、監視指導を行い、衛生基準通知が徹底されるよう重ねて指導する。
生食用食肉を提供する飲食店では、引き続き、生食用の加工を行った施設等について、店内、メニュー等に掲示を指導するとともに、業者間取引において生食用の加工を行っているか否かの文書による確認を行うよう指導する。
■生食用食肉を取り扱う施設に対する緊急監視の結果(概要)http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001fje8-att/2r9852000001fji8.pdf

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