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DNPデジタルコム/クチコミ情報を分析、マーケティング活動を支援

2012年01月13日 / IT・システム経営

大日本印刷のグループ会社のDNPデジタルコムは1月13日、ソーシャルメディア上のクチコミを集計・分析して、マーケティング活動を支援するソーシャルリスニングサービスを開始すると発表した。
サービスは、企業名や商品・サービスなど、ソーシャルメディア上の特定のキーワードに対する生活者のクチコミを集計・分析して、課題の抽出や改善策の提案などのサービスを提供するもの。
特定の設問に回答してもらうアンケートと異なり、既にソーシャルメディア上にある評判や要望などの生活者の「生の声」を収集するため、「本音」により近い分析が可能。
具体的には、性別・年代・地域ごとに話題性の高いものを調査し、属性別に集計する。この中から商品開発のコンセプト作りなどに活用できそうな要素を抽出・分類して、ターゲットを設定した上で分析を行い、その結果を企業に提供する。例えば「潜在ニーズの発掘」や「新たな市場創造」などへの活用が可能となる。
また、風評被害などのリクスに対応する部門は、企業に直接届く問い合わせやクレーム以外に、企業の評判や評価などのネット上のクチコミを把握することが重要。
自社の製品やサービスなどのキーワードを含むクチコミを定期的に調査し、悪い評判・評価のクチコミの拡散状況や頻出する関連用語、属性別の件数や頻度、メディア露出度などを把握し、社会に発信するメッセージ内容の改善策の検討に有効な情報を提供する。
DNPデジタルコムは、同サービスおよびソーシャルメディアを活用したマーケティング支援サービスなどにより、2013年度までに1億円の売上を目指す。

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