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クレバリー／自己破産申請で負債3億3200万円

2012年05月30日 ／ 経営

帝国データバンクによるとクレバリーは5月29日、事業を停止し、30日に東京地裁へ自己破産を申請した。負債は債権者約191名に対し約3億3200万円。

同社は、1988年8月創業、1991年4月に法人改組。BTO（受注生産方式）のパソコンを主体に、ハードディスクやメモリー、CPUなどの周辺パーツを取り扱い、秋葉原と高田馬場に直営店「クレバリー」（1号店・2号店・インターネット館）を4店舗展開するほか、インターネット販売も手がけ、2007年10月期の年売上高は約46億4500万円をあげていた。

近年では、自社ブランド製品の「COORDY’S（コーディーズ）」「EZ-DigiX（イージーデジックス）」やインターネット販売が好調だったものの、2008年に秋葉原で発生した無差別殺傷事件や東日本大震災の影響で来客数が減少した。

2011年4月に不採算店であった高田馬場店を閉鎖するなど販管費の圧縮を図っていたなか、昨年7月にタイで発生した洪水被害の影響でHDD関連製品仕入れが困難となり、2011年10月期の年売上高は約27億6200万円に落ち込んでいた。

その後、今年2月末に1号店と2号店も閉鎖するなど固定費の圧縮に取り組んだものの、業況は好転せず、今回の措置となった。

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