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ペット関連市場/2011年は0.4%増の1兆4033億円

2012年12月21日 / 商品経営

矢野経済研究所は12月21日、ペットビジネスに関する調査結果2012を発表した。

調査によると、2011年度のペット関連総市場規模は、小売金額ベースで前年度比0.4%増の1兆4033億円とほぼ横ばいで推移した。

国内景況感悪化による消費低迷の影響が長引くなか、ペット関連総市場においても昨今ではペットフードや用品類の販売価格が下落傾向にある。

一方で、都市部を中心にペットの室内飼育化が進み、室内飼育に関連する商品などは比較的好調に推移している。

ペットフード市場規模は小売金額ベースで、0.6%増の4383億円。ドックフードと比較すると開発の余地のあるキャットフードはペットフードメーカーの多くが商品投入を活発に行った結果、キャットフード分野の飼い主需要を顕在化させ、ペットフード全体のプラス成長に貢献した。

ペット用品市場規模は、小売金額ベースで0.6%増の2484億円となった。震災の影響により、買い控えが発生するなど厳しい状況であったが、都市部を中心に室内飼育が進行していることもあり、トイレ用シーツや猫砂などの室内飼育に必要な用品分野は、成長率は鈍化しているものの、拡大傾向にある。

近年では、ウェットティッシュやデンタルケア用品など新たな用品分野も好調に推移しているという。

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