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日立ビジネス/タブレット対応の流通卸向けパッケージ新発売

2012年09月19日 / IT・システム商品経営

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日立ビジネスソリューションは9月19日、流通卸売業向け業務パッケージ「快作ビジネス+(プラス)」の販売を開始した。

<利用イメージ>

中小の卸売業者を対象に、販売管理や在庫管理といった基幹業務の各機能を提供し、パソコンだけでなくiPadなどのタブレット端末との連携機能などを強化することで、顧客企業の業務効率向上を支援する。出荷開始は11月の予定。

<機能図>

近年、行政や業界団体の主導により、流通業における流通BMSの導入ニーズが高まっている。イオンなど大手小売業者や大規模卸売業者が2012年度末までの導入を見込む中、中小の卸売業者の間でも流通BMSへの移行が進むものと見込まれている。

同社では、年商5億~100億円の中小規模の流通業者をターゲットに流通BMSに対応した新ソリューションを展開する。顧客層と見込むのは、食品・飲料、菓子、日用品、包装資材などの卸売業者だ。

今回、販売する「快作ビジネス+」は、販売管理・購買管理・在庫管理・債権管理・債務管理といった卸売の基幹業務における各機能を備える。

<タブレット画面>

同社の想定モデルでは、ここに同社の既存製品である「モバイル+(プラス)」を組み合わせ、iPadなどのタブレット端末と基幹システムとを連携させている。

基幹システムへのアクセスを社内からだけでなく、社外からも可能にすることで、営業、倉庫など現場レベルの社員が在庫確認、引き当てなどを直接操作することができるようになる。

藤森仁・パートナー営業本部パートナー第1営業部長は、流通現場でのモバイル利用へのニーズが高まっていることもあり、「快作ビジネス+は、iPadなどの端末での利用を前提に開発した」と話す。

<タブレットの操作>

同社が強みを持つモバイル・セキュリティの技術が生かされるほか、タブレット上でのスマートな画面レイアウトや画面操作への工夫が凝らされている。

このほか、流通卸売業の標準EDIに対応したインターフェイスを標準装備しており、従来、電話やFAX等の受注が主体でEDIが進んでいなかった、中小卸でのEDIシステム普及を迅速、安価に構築できる。

流通BMSを始め各種手順に対応したEDI機能(受注・発注・受領・出荷実績・請求・支払等)を利用することで、業務の自動化が可能だ。

さらに、業務支援ツールである「データスタジオ@WEB」と連携することで、経営分析や自由な帳票の作成にも対応できる。

快作ビジネス+の販売価格は、サーバライセンス込みで315万円(税込)からで、快作スタイルとして、1年間で15億円の売上高を見込んでいる。

同社では、各種機能や、構築・導入支援サービスなどを組み合わせた複数の価格モデルを設定している。「必要となる製品やサービスをあらかじめ『決め打ち』してパッケージに組み込むことで、価格の積み上げ方式をとる他社に比べて費用を抑えることができたはずだ」(藤森氏)という。

■流通卸売業向け業務パッケージ「快作ビジネス+(プラス)」
http://hitachi-business.com/products/system/ez/business_plus_rt/index.html

問い合わせ
日立ビジネスソリューション
営業企画本部
TEL:045-224-6754
FAX:045-224-6719
event@hitachi-business.com

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