流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





西友/医薬品の登録販売者試験、合格者200人が資格不備

2012年11月06日 / 経営

  • 関連キーワード
  • seiyu

西友は11月6日、医薬品の販売資格である登録販売者試験に合格した従業員のうち、200人について、受験資格に必要な「薬売場の7つの業務を毎月80時間、1年以上継続して実施している」ことを確認できなかったと発表した。

登録販売者試験の際に、西友が発行した「実務経験証明書」に関して、東京都福祉保健局から問い合わせを受け、登録販売者の資格試験を受験した従業員(退職者も含む)に発行した証明内容を調査した。

調査の結果、東京都から問い合わせを受けた件を含め、試験の受験を前提として西友が過去に「実務経験証明書」を発行し、合格した弊社従業員のうち、200人について、受験資格に必要な要件を確認できなかった。

調査の進捗については、監督当局への連絡を既に実施した。受験資格である実務経験が不足していた従業員については、薬剤の販売への従事を全て取り止めさせると共に、監督当局の指導に基づき、従業員が受験をした都道府県に対して、「実務経験証明書」を取り下げるという措置をとった。

店舗から申請提出された実務経験証明書について、主に書類形式に基づいた確認により、実務経験証明書を発行しており、実務経験の内容を詳細にわたり精査する適正な体制が整備されていなかった。

同社によると「今後、同様の事態を二度と発生させないよう、再発防止策を策定。社内調査に加え、外部の専門家を含む調査チームによる、より客観的な調査の結果も鑑み、具体的な施策を決定する」という。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧