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楽天/災害支援ネットワーク「楽天ぼうさいネット」を開始

2013年05月29日 / 経営

楽天は5月29日、楽天市場の出店店舗と総合旅行予約サイト「楽天トラベル」の宿泊施設の協力を得て、災害発生時に備える全国災害支援ネットワーク「楽天ぼうさいネット」を開始した。

ネットワークのサイトでは、7月以降を目途に、災害発生時に、被災地域の参加店舗・施設が稼働状況や被災状況のほか、必要とする支援情報を発信できる場を提供するとともに、支援物資やスペース提供(緊急避難宿泊、炊き出し、風呂開放)などの災害支援活動が可能な全国の店舗・施設情報も集約するポータルとなることを目指す。

提供する情報発信ツールとして「楽天ブログ」を採用し、参加店舗・施設、自治体(予定)は被災情報や支援情報を簡単にリアルタイムで配信できるという。

楽天ぼうさいネットは、楽天本社・支社16拠点と楽天市場店舗90社、楽天トラベル施設220社によって構成される災害支援ネットワーク。

参加事業者数を募るとともに、地域活性プロジェクト「まち楽」での連携関係から、自治体にも協力を要請する予定だ。

発信された情報は、「楽天ぼうさいネット」サイトに集約して表示され、7月以降は47都道府県別にエリア単位で閲覧できるようになる予定だ。

これらの情報は、ネットワーク参加者のみならず、一般にも公開されるため、第三者も必要な支援情報を知ることができ、被災者も支援を受けられる場所などを把握することができるという。

今後、楽天は全国の支社を通じて参加する店舗・施設向けに説明会を実施し、「楽天ぼうさいネット」の積極的な活用を推進する計画だ。

ネット上での情報共有に留まらず、各地域では全国支社の楽天社員が取りまとめ役となり、参加店舗、施設、自治体間の連携を図り、実際の防災ネットワーク体制の構築も視野に入れるという。

■楽天ぼうさいネット
http://corp.rakuten.co.jp/csr/disaster_prevention/

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