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専門店のアクサス/業務システムのネットワークストレージを構築

2013年07月11日 / IT・システム店舗経営

ネットワールドは、四国、関西地方で化粧品や生活雑貨の専門店約40店舗運営するアクサスが、ネットワールドが提供するEMC社製重複排除バックアップストレージ「EMC Data Domain DD160」と、NetApp社製ネットワークストレージ「NetApp FAS2220A」を導入し本番稼働を開始したと発表した。

アクサスは、インフラ最適化やコスト削減の一環として、社内で稼働する物理サーバの台数を削減するためにVMwareの導入に着手し、ネットワークストレージの導入が急務となっていた。

東日本大震災をきっかけとして、重要業務データを保全するための遠隔バックアップ体制も確立することにした。

アクサスのシステムは24時間稼働に近いため、仮想化基盤用のストレージは、耐障害性の高さが重視され、ディスク二重障害からもデータを保護する「RAID-DP」や「Snapshot」などの機能を備えるNetApp社のネットワークストレージ「NetApp FAS2220A」を採用。

遠隔バックアップは、多額の費用や運用負担を掛けることなくデータ保全を実現するという観点で、低コストでシンプルに運用可能なEMC社の重複排除バックアップストレージ「EMC Data Domain DD160」を採用した。

現在は、アンチウィルスサーバや資産管理サーバ、ドメインコントローラなどのシステム群を仮想化して「NetApp FAS2220A」のNFS領域に集約している。

また、ユニファイド機能を活かしてCIFS領域も確保し、ファイルサーバとして活用し「NetApp FAS2220A」の自動診断・監視ツールである「Auto Support」が、運用管理負担の軽減に役立っていると評価している。

遠隔地のデータセンターに設置されたもう1台のData Domainへコピーしているため、本社ビルが被災した場合なども、重要業務データを保全することが可能となった。

アクサスでは、メールサーバや各事業部門で稼働しているファイルサーバなども、今後、費用対効果や利便性なども見極めた上で、集約・統合化を進めていく計画という。

なお、システムの提案・構築は、ネットワールドのパートナー、リコージャパンとリコーITソリューションズが行ない、EMC と NetApp の組合せによるソリューション導入において、両製品に精通したネットワールドの技術支援が高い評価を得た。

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