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東急ハンズ、ビームス/新業態「WORK HANDS」を開始

2013年10月04日 / トピックス商品店舗経営

東急ハンズとビームスは10月4日、コラボレーションによる新ライフスタイルショップ「WORK HANDS(ワークハンズ)」をスタートした。

<東急ハンズ渋谷店内のWORK HANDS>

10月3日、東急ハンズ渋谷店で、新業態のスタートに先駆け、両社社長によるオープンニング発表が開かれた。東急ハンズの榊真二社長は「東急ハンズはビームスと同じ1976年に創業した。ハンズは雑貨主体、ビームスはファッション主体だが、単に物を売るのではなく、物を起点にライフスタイルを提案する点で相通じるところがある」とあいさつした。

<設楽社長と榊社長>

ビームスの設楽社長は「私自身が東急ハンズの大ファンで、この話をいただき喜んでいる。ビームスの創業期は物と情報がなく、いち早く新しい物と情報を提供することが必要だった。いまは、物と情報があふれ、何が楽しいのかが分からなくなっている。物と情報をセレクトし提案することで、楽しさを提案することが必要な時代だ」とあいさつした。

<DIYの商品陳列イメージ>

<ガーデニングの商品陳列イメージ>

<クッキングの商品陳列イメージ>

ワークハンズは、DIY・ガーデニング・クッキングをテーマに、ひと手間かけた生活スタイルを提案。メインターゲットは30代~40代の女性で、手を加えることで何か自分らしくするニーズのある人を想定する。10月4日に東急ハンズ渋谷店地下2階にインショップをオープンするのを皮切りに、11日に心斎橋店、18日に博多店、25日に横浜店にインショップを展開。2014年以降は単独展開も計画する。

<WORK HANDS×BEAMS>

事業主体は東急ハンズで、店舗運営を手がける。ビームスは、東急ハンズ初のファッション提案となる新ワークウェアブランド「WORK HANDS×BEAMS」のディレクションを担当した。「WORK HANDS×BEAMS」は、ワークウエアのシリーズで、ジャケット、パンツ、ベスト、シャツ、エプロンなど9型のほか、Tシャツ3型、合計12型を展開する。

<WORK HANDS×BEAMSのパンツ>

<WORK HANDS×BEAMSのTシャツ>

WORK HANDS×BEAMSのディレクションを担当した窪浩志ビームスクリエイティブディレクターは「初回はベーシックな要素を重視し、ユニセックスに対応しやすい紺を基調とした。素材は綿を中心使用したことで、秋・冬だけなく春・夏にも対応できる商品を目指した。今後は、真夏向けの商品など季節に対応した商品の開発を予定している」という。

<WORK HANDS×BEAMS with COLORWORKS>

総アイテム数は約200アイテムで、生活雑貨約100アイテム、ファッション雑貨(帽子、靴、バッグ)約70アイテム、アパレル約30アイテムを展開する。WORK HANDSのディレクターを務める東急ハンズの矢島実氏は「通常の東急ハンズは万人に対応する間口の広さが売りだが、今回はよりこだわりのある人に向け、ちょっと上質なものを意識した」という。

生活雑貨でもオリジナル商品を開発した。COLORWORKSが展開する高級インテリアペイントブランド「Hip」をベースにビームスがファッションを意識した色彩を提案、東急ハンズが商品化した「WORK HANDS×BEAMS with COLORWORKS」全13色(200ml各税込1365円)を販売する。

<クッキングのディスプレイ>

東急ハンズ渋谷店のインショップは5坪の展開だが、将来的には売場面積を20坪から30坪に拡大し、多店舗展開を図る予定だ。

<WORK HANDSの入口>

渋谷、心斎橋、博多、横浜の東急ハンズ内のインショップで、首都圏、関西圏、九州での認知度を高める方針だ。取扱アイテムは、売場面積の拡大に合わせ増やす予定だが、DIY・ガーデニング・クッキングの3つのテーマは拡大せず、各部門の品ぞろえの裾野を広げていくという。

<WORK HANDSの全景>

今後の出店計画は未定だが、路面店では二子玉川や自由が丘といった住宅街のある立地を想定する。そのほか、ショッピングセンターなどの商業施設へのテナント出店も検討しているという。

<WORK HANDSのロゴ>

<柱まわりのディスプレイ>

<オリジナル商品のディスプレイ>

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